1.感じるままを感じてもいい。感情には正しいとか間違いということはない。感情はただあるだけである。誰も人がどう感じるべきかを教えることはできない。感情について話すことは、良いことであり必要なことだ。 2.欲しいものを欲しがってもいい。欲さなければならないことや、望んではならないことなどない。自分の活力に触れたならば、大きく成長したくなる。 3.見え、聞こえることを見聞きしていい。見聞きしたものはなんでも、自分が実際に見聞きしたとおりのものなのだ。 4.いっぱい楽しんだり、遊ぶのはいいことだし、また、そうする必要がある。 5.真実を語ることは重要なことである。歪められた考え(“すべてか無か”思考、破滅化、過度の一般化、読心術、etc.)をしりぞけて現実をあるがままに見ることは、人生の苦痛をやわらげる。 6.ときには限界を知って、満足を先のばしにすることは大切である。これもまた人生の苦痛をやわらげる。 7.バランスのとれた責任感を発達させることは重要である。それは自分の行動の結果を受けとめることと、他人の行為の結果を引き受けないことを意味する。 8.失敗してもいい。失敗は教師である。失敗は学ぶことを手助けしてくれる。 9.自分自身と同じように、他者の感情、要求、望みもまた、尊敬され尊重されるべきである。 10.問題があってもいい。それは解決される必要がある。葛藤があってもいい。それは解決を必要としている。
ジョン・ブラッドショー 『インナーチャイルド』(NHK出版)第10章をもとに作成
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■5908
/ inTopicNo.1)
ACにたどり着いた
▼
■
□投稿者/ HANA-KO
-(2007/05/04(Fri) 01:29:38)
こんばんは。初めて書き込みさせていただきます。
中学生くらいから、軽いうつの症状が定期的にあったのですが、
産後うつになり、それからしばしばやってくるうつの波に悩まされています。
今回のうつで、自分についての問題をかんじて非常に苦しいのです。
やりたいこと、楽しいことがない、わからない。生活が楽しめない。
考える自分ばかりで、感じる自分が非常に貧弱で良くわからない...
周りに主体的に関わって行けず、いつも脇役の気分、遠慮してしまう。
人となかなか親しくできない気がする...
自分に価値を感じられない。自分より優れた人たちに対面したときに、
どんなふうに気持ちを持ったら良いの?
子どもに対しても、(イキイキと見えてしまう)周りの母親たちと比べると、
ちょっと無関心な気がする。もっと一生懸命になりたい。
こんな人生を送らなければいけないの?もっと楽しみたいのに!!!
と切実に思っています。
今は周りの人たちが自分より立派見え、うらやましくてしょうがない。
それでいろいろサイトを見ていたらこちらにたどり着き、
これってACにぴったり当てはまる!と。
ただわたしにはツラい家庭環境とかトラウマとかは思い当たらないのです。
親との関係も良好です。
だけど掲示板で「インナーチャイルドは子育てのときに騒ぎ出す」という
記述を見かけて...。これを読んだときかなり苦しくなりました。
(この部分についてのみ。その方の書き込みの趣旨とは関係ありません)
子どもはかわいいです。でも自分がこんなで、今生活も家事もままならず、
ACともなれば、子どもに悪影響を与えてしまってはかわいそう!
きちんとした生活や、いろんな体験や、情緒的な安定を与えてあげたいのに
全くできない自分。
自分はACなのか?という問題もありますが、
今までACに関してなんの知識もないAC初心者の私、
これからどうしていったら良いでしょうか?
ACベテランの方のご意見をお聞きしたいです。
今うつで、お薬も飲んでいるためレスが遅れるかもしれません。
必ず読んでレスします。遅れたら申し訳ありません。
引用返信
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■5909
/ inTopicNo.2)
Re[1]: ACにたどり着いた
▲
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□投稿者/ SILVER7
[MAIL]
-(2007/05/04(Fri) 21:42:10)
ほんとうは、子どもを育てている女性の方の方がいいだろうと思うんですが、私の気がついたところを書かせていただきます。
私は男ですが、年齢が行っていますから、その点で、ベテラン合格です♪ 年齢が行っているだけ、AC暦も長いですね。
虐待もトラウマもなく、両親もいい人なんですか?
それにしては、自己評価が、かなり低いようですね。 また、不活発でもあるようですね。
自分の中に、どんどん動いていく動機付けが少ないのでしょうか?
生き生きしている人や優秀に見える人と比べると、自分がそうではないように思われるんですね。
中学生の頃から、軽いうつがあったんですか? 普通では、あまり、無いことかもしれませんね。
ご両親から、ほめられたり、あるいはおだてられたり、ぎゅっと抱きしめられたり、あるいは、父親とも母親とも気軽に冗談が言えるってことがありますか?
ご兄弟姉妹がおられるのでしょうか? 思いっきりふざけあって大きくなったという記憶がおありなのでしょうか?
なんか、書かれているところからの印象では、小さいときから、ジーッとしていることが多くて、口数が少なくて、大きな声でしゃべったことがあまり無いような印象ですね。
友達とも、日の暮れるまで遊んでいて、あわてて家に帰ったとか、そんな風に遊びまわったことも、なんだか少なそうな感じですね。
どういう形でかはわかりませんが、早くから、ある種の鋳型のようなものに入れられたんじゃないかな〜というような感じを受けます。 そういう風に躾けられたのじゃないでしょうか? 周りから求められるものに合わせていると、自分が育たないんですね。 それどころか、自分の存在自体が、いわば影が薄くなっていって、いてもいなくてもいいような、しかし、確実に自己否定というか、自己消滅になっていくのじゃないでしょうか?
もし、そうだとしたら、鋳型に合わせるのではない、自分の感覚、感情、そして思考を改めて獲得していかないといけませんね。 他人(ひと)の人生ではない、自分の人生ですからね♪
うつになっていることは辛いかもしれませんが、また、ACにそっくりであることも、あるいは負担になるのかもしれませんが、しかしながら、「自分の人生を創っていくんだ」と、思ったら、全然違った気持ちになりませんか?♪
引用返信
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■5911
/ inTopicNo.3)
Re[1]: ACにたどり着いた
▲
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□投稿者/ フー
[MAIL]
-(2007/05/04(Fri) 23:37:47)
HANA-KO さん。こんばんは。
コメントさせていただきます。
ACではないか?と疑問を持った時点ですでに回復ははじまっているといいます。
ACの回復にはプロセスがあって、ここで詳しくいわずともたくさんの本でそのワーク方法が紹介されたりしています。そういったものを読んでみて、実践されてみたらどうでしょうか。私の経験では、その人なりのバックグラウンドや、回復のプロセスで、適切なアドバイスがちがったりするので、そういうことからはじめるのが良いように思います。
> ただわたしにはツラい家庭環境とかトラウマとかは思い当たらないのです。
それと私の場合そうだったのですが、一見とても立派なよい家庭、親に恵まれていた、(様に見える)場合でもACになりえるのです。
一般の書籍や全体の傾向としては、子供への虐待やアルコール問題がある。というケースや記述が多いのですが、私が思うに、親の本音と、外面の違い(ギャップ)が子供を混乱させダメージを与えていて、弱い自分を隠して良い親を演じればそれもまたACを作りえるのではないかと思います。一番良いのは正直であることだけだと。
たとえば自分が失敗して「だめだったー」と思っているときに、気を使って「いやぜんぜんよかったよー」という。私の家庭ではそういうウソがとても多かった。結果として私は常に自分の感覚を否定しながら生きることになってしまった。それが私の得体の知れない不安とうつの原因になっていたのです。
参考になるかどうかわかりませんが書き込んでみました。
引用返信
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■5913
/ inTopicNo.4)
Re[2]: ACにたどり着いた
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□投稿者/ HANA-KO
-(2007/05/05(Sat) 17:48:50)
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No5909
に返信(SILVER7さんの記事)
SILVER7さん、レスありがとうございます。
> 虐待もトラウマもなく、両親もいい人なんですか?
> それにしては、自己評価が、かなり低いようですね。 また、不活発でもあるようですね。
鋭いご指摘で、びっくりです。「はい」としか言いようがないですね。
両親は、そんなにきちんとしたかんじでも立派なかんじでもないんです。
妹がおりますが、妹とは今でも仲が良いです。
自分だけが、なんだか自分でつくりあげた「こうあらねば」みたいなものに
苦しんでいるかんじです。
> なんか、書かれているところからの印象では、小さいときから、ジーッとしていることが多くて、口数が少なくて、大きな声でしゃべったことがあまり無いような印象ですね。
小さいとき(小学校くらいまで)は、多分そうだったと思います。
成長してからは、それほど大人しくもないので、
そう思われていないと思いますが、
今はその小さいときに戻っているような感じが自分の中ではするのです。
> もし、そうだとしたら、鋳型に合わせるのではない、自分の感覚、感情、そして思考を改めて獲得していかないといけませんね。 他人(ひと)の人生ではない、自分の人生ですからね♪
ぜひともそうしたい!そうなりたい。
「自分の感覚、感情、そして思考を改めて獲得する」ためには、
どうしたら良いのでしょうか。
回復された方、回復途上にある方はどのように回復して行っているのか
知りたくて...
カウンセリングや病院でしょうか?
引用返信
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■5916
/ inTopicNo.5)
Re[2]: ACにたどり着いた
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□投稿者/ HANA-KO
-(2007/05/05(Sat) 18:51:04)
フーさん、レスありがとうございます。
フーさんは、これまで書籍のワークを中心に回復されてきたということでしょうか?
>>ただわたしにはツラい家庭環境とかトラウマとかは思い当たらないのです。
>
> たとえば自分が失敗して「だめだったー」と思っているときに、気を使って「いやぜんぜんよかったよー」という。私の家庭ではそういうウソがとても多かった。結果として私は常に自分の感覚を否定しながら生きることになってしまった。それが私の得体の知れない不安とうつの原因になっていたのです。
私の家庭は決して立派ではなく、どちらかというといい加減であったようには思います。
ただ、家庭内で合格であったことが、世間的には合格とは言えない様なことがけっこうあったようにも思います。
フーさんは、それ(不安とうつの原因)に気付いてから、何か変わりましたでしょうか?また家庭に問題があったとどのように気が付いたのですか?
立ち入った質問で申し訳ありません。差し支えなければ、AC先輩として、お聞かせください。
引用返信
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■5917
/ inTopicNo.6)
Re[1]: ACにたどり着いた
▲
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□投稿者/ 安
[MAIL]
-(2007/05/06(Sun) 16:53:43)
■
No5908
に返信(HANA-KOさんの記事)
HANA-KOさん、こんにちは。 ACの安です。
あんまり、レスが伸びないし、何かお声掛けをさえてもらおうかな、と思いました。
> 産後うつになり、それからしばしばやってくるうつの波に悩まされています。
> 今回のうつで、自分についての問題をかんじて非常に苦しいのです。
うつはお辛いでしょうね。でも、新しくやって来るうつにはその切っ掛けとなる出来事があり、そのことを含めて家族のあり方を含めて、HANA-KOさんの医師は対応してくれていないのでしょうか?
> それでいろいろサイトを見ていたらこちらにたどり着き、
> これってACにぴったり当てはまる!と。
何がどう当てはまったのでしょうか? 何かこの辺りの表現が気になります。少なくともACは病気では無いので、診断基準としては示されていないし、特徴は示されていますが・・・。
> 子どもはかわいいです。でも自分がこんなで、今生活も家事もままならず、
> ACともなれば、子どもに悪影響を与えてしまってはかわいそう!
この辺もまだHANA-KOさんが、御自分をACであると受入れていないような感じがしますし、そもそもACが原因でそうなるなんてことを言う援助者もいないと思うのですが。
> 自分はACなのか?という問題もありますが、
> 今までACに関してなんの知識もないAC初心者の私、
> これからどうしていったら良いでしょうか?
> ACベテランの方のご意見をお聞きしたいです。
ACのベテランの方と言われて、ハーイと言える人は少ないんじゃないかな?
そしてまた、「どうしたらいい」と言われて「はい、こうしたら良いですよ」って世界は無いんじゃないかな? 私にも他のメンバーにも、それぞれが懸命に生きて来たのことの物語はありますが、AC一般論としての知識をきちんと伝えることができる人って、いないのでは・・・。
HANA-KOさんを責めるつもりは無いのですが、何だか本当のことが語られていないような感じします。レスが伸びない理由もそこにあるような気がするのですが・・・。
それでも一般論として、提案をさせて頂きます。
1.取りあえず、一番側にいると思われる援助者として医師のアドバイスを尊重しましょう。言われることが分からなければ、一所懸命に聞きましょう。
2.AC概念の知識については、どなたが書かれていたように、書籍は一杯ありますから、どんどん読みましょう。
3.ACと名乗る人や依存症と闘っている人は、基本的には生き方の問題を抱えています。即ち病気とは一概に言えません。それでも生き方の改善やその為の訓練については色々と先人達や、医師を含めた援助者達の、知識も増えています。それに生身で接する機会を増やすことを目指しましょう。
HANA-KOさんの御病気の回復と御自愛の程を祈りあげます。
有り難うございました。
引用返信
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■5918
/ inTopicNo.7)
Re[1]: ACにたどり着いた[補足します]
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□投稿者/ HANA-KO
-(2007/05/07(Mon) 00:11:24)
2007/05/07(Mon) 00:16:12 編集(投稿者)
2007/05/07(Mon) 00:15:11 編集(投稿者)
安さん、レス&ご指摘ありがとうございます。
書き方が拙く、意図が伝わりづらかったと思います。
これまで原因不明の「うつ」にしばしば悩まされていたものの、
ACについてあまり意識してこなかったのですが、
このサイトに来て、もしかして?と思い、勢い余って質問させていただきました。
ACについて深い知識もなく、また治療法なども全くわからなかったので、
他の方はどのように回復へ取り組んでいるのか
(Ex.本、病院、カウンセリングなど。AC治療の病院があるのでしょうか?)
お聞きしたかったのです。
でも確かに自分のことしかわからないし、一般論はわかりませんよね。
私はうつで心療内科に通院していますが、
そもそも発症の原因にはっきりとしたものはなく、治療も一般的な投薬治療です。
カウンセリングもたまに受けていますが、話をするだけで、
原因を発掘し治療するというかんじではないんです。
自分のことをACかどうか決めきれないのは、最初にも書いたとおり、
家庭の問題やトラウマなどが思い当たらないためです。
また、ACに当てはまると思ったのは、このサイトにも載っている特徴(下記)に当てはまると思ったためです。
皆様にいただいたご意見を参考にして、まずはもう少し勉強してみようと思います。
>以下はいくつかの文献に述べられたACの特徴です。
>
>1. ACは何が正常であるかをつねに推測する。「これでいいのだ」という確信が持てない。
>2. ACは物事を最初から最後までやりとげることが困難である。
>3. ACは本当のことを言った方が楽なときでも嘘をつく。
>4. ACは情け容赦なく自分に批判を下す。
>5. ACは楽しむということがなかなかできない。
>6. ACは真面目すぎる。
>7. ACは人と親密な関係を築くことがたいへん難しい。
>8. ACは自分にコントロール不可能と思われる変化に過剰反応する。
>9. ACはつねに他人から肯定され受け入れられることを渇望する。
>10. ACはつねに自分は他人とは違うと考えている。
>11. ACはつねに責任を取りすぎるか、責任を取らなさすぎるか、どちらかである。
>12. ACは過剰に忠実である。無価値なものと分かっていてもこだわり続ける。
>13. ACは衝動的である。他の選択肢があると考えずに、ひとつの事に自らを閉じ込める。
引用返信
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■5919
/ inTopicNo.8)
Re[3]: ACにたどり着いた
▲
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□投稿者/ SILVER7
[MAIL]
-(2007/05/07(Mon) 00:30:17)
HANA−KOさん、今日は遅くなりましたので、明日にでも、レスします・・・・。
明日、古〜い友人が、久しぶりに、やってくるんです。 あんまり寝不足にならないようにしとかなければいけませんので・・・・・。
ほんとうは、私の方から行かなきゃならないのに、私が、ちょっと、手が抜けにくいもんだから。・・・・・・・
あんまり時間取れないって言うんだけど、気の置けないところで、郷土料理でも食べようと、思っています。・・・・・・
では、では、また。・・・・・・
引用返信
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■5920
/ inTopicNo.9)
Re[3]: ACにたどり着いた
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□投稿者/ フー
[MAIL]
-(2007/05/07(Mon) 02:49:55)
HANA-KOさんこんばんわ。
> フーさん、レスありがとうございます。
> フーさんは、これまで書籍のワークを中心に回復されてきたということでしょうか?
実際にはかなり紆余曲折があるのですが、良い本に出会ってから急速に回復が進んだのは事実です。正しい知識があるぶん回り道せずにすんだという感じです。それに掲示板上でアドバイスするのはあまり適切ではないのです。「いいっぱなし、聞きっぱなし」が原則といわれています。その理由は
http://recovery-note.net/readme/general_guideline.htm
にかかれています。
アドバイスを受けるというよりは、様々な人の体験を聞いて、何か自分なりに気づきを得るというほうが適切かと思います。そのときにやはり基本的な知識はベースに持っておいたほうが良いと思うからです。
> フーさんは、それ(不安とうつの原因)に気付いてから、何か変わりましたでしょうか?また家庭に問題があったとどのように気が付いたのですか?
病名がない状態というのがつらかったですね。病名がつくだけでも相当楽になりました。私の場合は東ちづるさんの本に出会ったのがきっかけでしたが、「よい両親に育てられ、がんばりやで仕事上も成功しているにもかかわらず、心の中は自殺願望でいっぱい」という状態が私と酷似していたからです。やはりなにか家族に問題があったんだ!が気付きのはじめでした。
そして彼女自身がそれを克服したという事実があり、こんな状態から抜け出せるという希望がわきました。希望があるっていいですよね。
ただこの症状があなたの場合に当てはまるのか良くわかりませんので、もしなにかあなたの場合と共通点などがおありでしたら、どういった問題があるのかについてもお話したいと思います。
これから子育てという時期、とても大変だと思いますが、この問題に気が付かないままでいる方もたくさんいるなか、今この問題に気が付かれたというのはとてもラッキーなことだと思いますよ。
引用返信
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■5922
/ inTopicNo.10)
HANA-KOさんへ
▲
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□投稿者/ SILVER7
[MAIL]
-(2007/05/07(Mon) 23:05:40)
2007/05/07(Mon) 23:24:34 編集(投稿者)
2007/05/07(Mon) 23:22:10 編集(投稿者)
遅くなりましたが、少し、書いてみます。
他の方に書かれたレスも読ませてもらいましたが、ACの特徴と列記されているところが、当てはまるんですね。
「う〜ん」と、考えさせられます。・・・・・
ACについては、まだ、日常会話で話されるほどには普通になっていませんからね。 その特徴や中味の話になると、AC同士でないと通じないようなところも多いですからね。 さらに、家庭内の問題として、外になかなか出てこないところもあるから、まず、自分自身が気づくこと自体が遅くなるんですよね。
それでも、心の問題、あるいは家庭内の問題がタブーでなくなってきていますからね、これから、もっともっとフランクに話されるようになるといいですね。
お尋ねのことですが、・・・・自分で、自分の気持ちや考えを確かめながら進めていくと、いうことになるでしょうか。・・・・・・
自分の感覚一つとっても、先入観念ではないですが、また、まるで刷り込みみたいに、あるいは条件反射のように、いわばパターン化した感覚というものさえあるんではないでしょうか?
まるで、なにかに追われてでもいるようにね。
ところが、それとは違う感覚、あるいは感じ方というものもあるような感じがするとか、あるいは他の感じ方があるということを聞く、と、いうことが、あったりしませんか?
いつも、寒いとばっかり感じていたが、ふと、そうでもない感じもあるな〜みたいな・・・・・。
あるいは、ちょっと話が変わりますが、ACに多いのは、「×××と感じてはいけない、思ってはいけない」という風に、感覚や感情を一つのレールの上に乗せようとする意識が強く働くってことがありますよね。
たとえば、そんなときに、「待てよ、これ、ほんとに、自分の感覚?」と、問うてみるってことではないでしょうか?
医者もカウンセラーその他の専門家も、いい人だったら、クライエント(来談者、依頼人)の方としても、「よく、話を聞いてもらえた」と、いうような満足感があるでしょうが、その場合でも、援助者はあくまでも外側からの援助をする人ですよね。
そして、ACの場合、もっともだいじなことは、直していく、あるいは良くなっていく主体は、自分であるということです。 だって、誰かや何かに依存することで、自分を保っていることが多いのがACですからね。 だから、冗談ぽく言えば、「依存大敵」です。
「自分」が無いように思えても、それこそゼロから、「これ、ほんとの自分?」と聞いていくっていうことではないでしょうか?
おこがましいですが、私が「自分」を見出してから2年間ぐらいは、そういう風に確かめて、確かめていったときでした。 私は、自分の「共依存」を自覚したときが、「自分」を見出したときでしたが、しかし、その「自分」は、何も持っていませんでした。 ゼロでした。 服もまとっていない、赤剥けの手足も目鼻も定かでないような赤子の姿でした。 一方、旧来の、それまで過ごしてきた自分の感覚、感情、思考、行動が、皆、私にくっついているんです。 だから、一つ一つ、それを払いのけながら、あるいは、「これだろうか、あれだろうか」と、自分の感覚自体を確かめていきました。
外側から見たら、「あいつ、何してるんだ?」と、思われたのかもしれませんが、私は、のるかそるかでしたね。 それしかなかった。 私の場合は、ウン10年、「自分」ではない「自分」をまとって生きていたわけですからね、他の道はありませんでした。
しかしながら、この作業は、やって、嬉しいものですよ。 すこうしづつ、「自分」が、見えてきますからね。
私の経験も交えて、書いてみました。
引用返信
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■5926
/ inTopicNo.11)
Re[4]: HANA-KOさんへ
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□投稿者/ HANA-KO
-(2007/05/09(Wed) 06:14:16)
2007/05/09(Wed) 06:24:16 編集(投稿者)
2007/05/09(Wed) 06:24:10 編集(投稿者)
SILVER7さん、こんにちは。レスありがとうございます。
SILVER7さんのご経験談、たいへん参考になりました。
先日、ACに関する本を何冊か注文してみました。(まだ届いてませんが)
今の私は回復に至る道の手前に居ると思いますが、
自分で治ろうというよりも、多分、誰か(専門家)に治してほしいという
依存的な気持ちが強いのだと思いました。
SILVER7さんは、ご自身で自分の気持ちを見出していったとのことですが、
その過程で、病院や医師、カウンセラー、そして書籍等による知識などを
どのように利用されましたか?
そしてそれはご自身の回復にどの程度役に立つものでしたか?
なんだかヘンな質問で、すみません。
ほんとうに、これからどうしていこうかと迷っています。
引用返信
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■5927
/ inTopicNo.12)
Re[4]: ACにたどり着いた
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□投稿者/ HANA-KO
-(2007/05/09(Wed) 06:23:07)
フーさん、こんにちは。質問に答えてくださって、ありがとうございます。
> 病名がない状態というのがつらかったですね。病名がつくだけでも相当楽になりました。私の場合は東ちづるさんの本に出会ったのがきっかけでしたが、
本の名前を教えてくださいますか?
私も読んでみようと思います。
病名がついたということは、病院にも通われたということですか?
やはり、ご自分の中でいろいろ気付いて回復してきたということですが、
その中で病院やカウンセリングは利用されました?
そしてどの程度役に立ったと思いますか?
> ただこの症状があなたの場合に当てはまるのか良くわかりませんので、もしなにかあなたの場合と共通点などがおありでしたら、どういった問題があるのかについてもお話したいと思います。
そう言っていただいて、ほんとにありがとうございます。
私は、今はうつで、うつは原因がわからず繰り返されてきました。
フーさんの問題もお聞かせくだされば、と思います。
引用返信
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■5930
/ inTopicNo.13)
Re[5]: HANA-KOさんへ
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□投稿者/ SILVER7
[MAIL]
-(2007/05/11(Fri) 00:33:51)
HANA-KOさん、レスが遅くなっていますが、ご質問は、大事な問題を含んでいるように思いますので、明日にでも、時間を取って書きます。 もう少し、待ってください。
引用返信
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■5932
/ inTopicNo.14)
Re[5]: HANA-KOさんへ
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□投稿者/ SILVER7
[MAIL]
-(2007/05/11(Fri) 16:45:41)
HANA-KOさん、
私は、病歴というか、精神的葛藤歴というかは長いんです。 今、ウン10歳ですが、精神的葛藤が問題になったのは10歳からです。
ACを知ったのは、1995年でした。 すぐ、自分がそうであることはわかりましたが、その段階では、今から思えば、知識として理解していた時期なのではないかと思います。 わが身のこととして、全身でACと取り組んできたのは、何度も書きますが共依存を自覚してからで、それは2002年でした。
私は最初、知人に誘われて斎藤学さんの講演会を聞きに行ったのですが、それから機会あるごとに聞きに行っていました。 日本嗜癖行動学会の公開シンポジュウムに、ジュディス・ハーマンさんが来られたときにも聞いていました。
ただし、私は、なぜか、本をあまり読まないんですね。 持つのは、いっぱい持っていますが。・・・・ ですから、多くが耳学問ですし、あとは、自分が経験してきたものです。 私は、嫌というほど苦しみましたし、その最中は辛かったのですが、今となっては、貴重な財産です。 赤っ恥だって、猿も恥ずかしくなるぐらいかきましたし、2度と人前に出られないようなことも(もう、忘れましたが・・・・)、さまざまやりました。
ACという概念が生まれるだいぶん前の1960年代には、精神科の治療も受けました。
私が薬を服用していたのは、その1960年代です。 が、1970年代初めには、服用をやめました。 私の飲んでいた薬では、効果があまり見られなかったし、それと、薬に頼っていたのでは、自分に対処する力がついて良くなったということにならないからと思ったのです。 その代わり、薬を飲まないことで引き起こされるどのようなことも、自分に引き受けていこうと思ったんです。 幸い、私の場合は特に変わったことは無く、無気力と閉じこもりが徹底したと、いうことでしたが・・・・。 しかし、この方法は、誰にでも勧められるものではありません。 私の場合は、そのときまでに、葛藤歴20年が過ぎていましたから、性根が座っていたんだと思います。 実際、ひどい欝のときなどには、安定剤などを服用すると、うんと楽になりますから、薬が必要不可欠なときと場合があることは、論を待ちません。
嫌というほどの苦しみから逃れる出口を探して、自分に正直になっていくことに辿り着いてゆきました。
そのときに「あれでも、もしかしたら」と、すがったのが、治療を受けていたときの医者のことばでした。 「SILVER7君は、欲求水準が高すぎるんだ!」と、言われていたのです。
高すぎることは無い、当たり前だ、これはやって普通だと、「自分のあるべき姿」を思い描いていたわけですが、やってもやってもだめになるんですね。 自分で思っていて自分ができない、身を裂かれるような(!)思いが積み重なっていましたから、「あれでも、もしかしたら、自分の方の思いの方が強すぎるのかもしれない。 精神科の先生が私のことを見て、そう言っていたのだから」と、思ったんです。
ほんと、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』じゃないですが、藁をもすがる気持ちだったですね。
で、最初、ほんとうに、0.01%、自分の欲求のレベルを落としてみたんです。 当時、閉じこもっていましたが、そういう自分の状態を否定的に見て、家の中にかがんでいながら、「悪いことをしている」、「悪いことをしている」と、思っていたのを、0.01%、そう思わなくてもいいかもしれないと、自分に許したんです。 そうしたら、そのとき、その日だったか、すごい、楽になりましたね。
ただし、その日の内には、自責の念が倍ぐらいになって巻き起こって、せっかくの楽な気持ちは、閉じ込められてしまいました。 それから、だいぶん経ってから、また、なんでも苦しくなっていたときに、「もう1度、許してみようか」と、試みました。 1カ月置き、何週間か置き、何日か置き、と、心の中の強固な「抵抗勢力」との駆け引きで、まるで間欠温泉みたいに「水準を下げる」ことをやりました。
そうして、2年後に、丸裸というか、まるで正直に、自分がまったく無気力になっていることを、自分で認めました。
それからが、第1次自己再建時期でしたね。 まあ、実を言うと、それから2年ぐらい、何もする気が起こらないままだったんですが・・・・・。 2年ぐらいすると、そういう状態に飽きてきましてね、すこうし、体を動かすようになり、亀が首を出すように、外の世界にも、出ていくように(時間をかけて)なっていったと、いうことですが・・・・・。
第2次は、こないだ書きました、共依存自覚後です。
そのときまでに、特にACを知ってから、自分を説明するのに、これに代わるものは無いと思えるほど、砂が水を吸い込むように吸収していきました。
それは、それまでの、精神科の診断名に従った自己解釈とはまるっきり違うものでした。 それこそ、月とすっぽんと、言うぐらい!♪
目を洗われるような思いでしたね。 自分のさまざまな状態や気持ちには、ワケがあるんだ(!)と、いう、気持ちでした。
自分を否定的に思う「負の気持ち」に捉えられていたものが、そう思わなくていいのかもしれないぞ、と、自分の側から自分のことを捉えなおすという視点が、出てきたのではないでしょうか?
長くなりましたが、これを書いていて、改めて思っていたのですが、それぞれの段階で、その時点までの積み重ねがあるんですね。 恥もいっぱいかいてきたけど、その積み重ねが、教訓にもなっているんですね。 今でも、かつての赤っ恥を思うと、心が引き締まってきます。・・・・・・・・
引用返信
削除キー/
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■5937
/ inTopicNo.15)
Re[6]: HANA-KOさんへ
▲
▼
■
□投稿者/ HANA-KO
-(2007/05/12(Sat) 02:26:47)
SILVER7さん、こんばんは。
長い間、葛藤を続けて来られた成果なのですね!ほんとうに頭が下がります。
講演会などから情報を得る手段もあるのですね。参考になりました。
私ももがき続けて道が見えてくるのかな...
> 私が薬を服用していたのは、その1960年代です。 が、1970年代初めには、服用をやめました。 私の飲んでいた薬では、効果があまり見られなかったし、それと、薬に頼っていたのでは、自分に対処する力がついて良くなったということにならないからと思ったのです。
私も10代からときどき鬱の波が来て、最初はよくわからなかった。
でもだんだん他の人はあまりこういう感じがないのだ、ということがわかってきました。
薬を飲み始めたのは3年ほど前ですが、最近ではSILVER7さんと同じように、
薬だけでは治らないのではないか、と思い始めています。
(そこでACにたどり着いた訳ですが)
良くなることはあるのですが、再発してしまう、また比較的良くなっている状態でも、やはり健全な人とはちょっと違うらしい...ということを自覚してしまいました。
> で、最初、ほんとうに、0.01%、自分の欲求のレベルを落としてみたんです。
> そうして、2年後に、丸裸というか、まるで正直に、自分がまったく無気力になっていることを、自分で認めました。
> それからが、第1次自己再建時期でしたね。 まあ、実を言うと、それから2年ぐらい、何もする気が起こらないままだったんですが・・・・・。 2年ぐらいすると、そういう状態に飽きてきましてね、すこうし、体を動かすようになり、亀が首を出すように、外の世界にも、出ていくように(時間をかけて)なっていったと、いうことですが・・・・・。
私も今「出来なければならない」「出来て当然」と思うことが多くて、それが出来なくて...ずっと苦しんでいるところでもあります。
その内容は本当にたいしたことでなく、家事など普通のことなのです。
「出来なくていい!」と思うと、毎日毎日どんどん出来なくなって行って...
昨日は昨日、今日は今日、明日は明日...って考えられないんですね。
> それは、それまでの、精神科の診断名に従った自己解釈とはまるっきり違うものでした。 それこそ、月とすっぽんと、言うぐらい!♪
> 目を洗われるような思いでしたね。 自分のさまざまな状態や気持ちには、ワケがあるんだ(!)と、いう、気持ちでした。
> 自分を否定的に思う「負の気持ち」に捉えられていたものが、そう思わなくていいのかもしれないぞ、と、自分の側から自分のことを捉えなおすという視点が、出てきたのではないでしょうか?
このくだりを読んで、私もうれしくなってしまい少し勇気がわいてきました。
それまでの自己解釈とまるっきり違う
自分の側から自分のことを捕らえ直す
このへんもう少し詳しくお話し願えますでしょうか?
私が良く行くうつコミュニティの管理者の方も、
うつはお薬で楽になりますが、治すのは「自分」です。と言っていたのを思い出しました。
歴史ある(!)体験談、ほんとに勇気をもらいました!
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■5939
/ inTopicNo.16)
Re[5]: ACにたどり着いた
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□投稿者/ フー
[MAIL]
-(2007/05/13(Sun) 12:49:38)
HANA-KO さんこんにちわ。
> 本の名前を教えてくださいますか?
“私”はなぜカウンセリングを受けたのか 東ちずる です。
彼女の体験談の形の本なので、ACを勉強したりワークするという意味では、下記の本
アダルト・チルドレンと癒し―本当の自分を取りもどす 西尾和美
インナーチャイルド―本当のあなたを取り戻す方法 ジョン ブラッドショー
などのほうが適切なのですが、一見とてもよい人が抱える問題について、彼女が訴えたかったことが私の場合にとてもあっていました。
> 病名がついたということは、病院にも通われたということですか?
> やはり、ご自分の中でいろいろ気付いて回復してきたということですが、
> その中で病院やカウンセリングは利用されました?
> そしてどの程度役に立ったと思いますか?
>
行ったこともありましたが、病院やカウンセリングはほとんど役に立っていません。自分が思うに、ACというのはACでない人には理解不能だと思うのです。逆にACの人はACの人同士共依存しやすく、依存によって互いに回復を阻害しあってしまう危険が常にある。治療やカウンセリングの本質的な難しさがあると感じています。お金も時間もかかりますし。
自分は、次のような方法をとるのが現実的だと感じています。
ACの正しい知識を持って、
自分や家族の問題に気づき、
実際の社会で自分の行動を修正し、
その結果を実際に体験する。
> 私は、今はうつで、うつは原因がわからず繰り返されてきました。
> フーさんの問題もお聞かせくだされば、と思います。
私を例にしてお話します。なぜうつなのか簡単にいうと、自分の感情表現ができていない。自分の要求が満たされていない。問題は、自分でそれを抑圧していてそのことに気が付いていない。自分がつらいとか悲しいとか、こうしたいとか、それを抑制するのが当たり前になっていて自分で‘気が付いていなかった‘のです。
自分の感情や要求はまちがったもの、悪いものという感覚をおそらくは成長過程で学んだわけです。自分はACの回復の途中で、いまでも、自分の感覚や要求を感じることがきちんとできていません。それを取り戻す作業中なのです。
自分の行動の動機は常に「どうすべきか、どうあるべきか」でした。
いまは「どうしたいか」で行動するように修正しつつあります。不思議なことですが、「どうしたいか」で行動するようになってから、仕事面でも精神的にも急速に改善してゆきました。問題は以前の私は「どうすべきか」を「どうしたいか」と勘違いしていて、というかその区別ができなかった。「どうしたいか」は自分の感覚です。「どうすべきか」は自分の感覚を無視しています。
自分の感覚を無視するということは、自分に対する最大の冒涜です。うつは自分が傷つけられていることを自分に教えるきわめて‘正常な精神的反応‘なのです。
HANA-KO さんがうつを感じていることはとても正常なことなんです。
なぜ自分が自分の感情を無視するにいたったのか、それは幼年期に親に私の感情を受けいれてくれなかったもらえなかった。いい子に振舞うことで、受け入れてもらおうとし習慣的に自分の感情を無視することを学んでしまった。
ACのことを理解していくにつれて、いままでいい親としかみていなかった親も、見え方が変わってきました。いい親を一生懸命演じようとしているウソ。いまでは時にそれが不誠実にさえ見えます。それは子供にたいして自分の感情を表現してはいけないという無言のメッセージでもあったのだと思います。
自分はりっぱな人間であろうとしてたくさんのウソを自分についていて、自分がそれに気がついていませんでした。ACに気が付いてからそれを少しづつはがしていって、今に至りますが、今でもまだウソをついてます。なぜなら時々うつを感じますから。昔の習慣はなかなか変えられません。でも昔のような焦りはありません。少なくとも良い方向に向かっているという実感がありますから。
いろいろ伝えたいこともあるのですが、ほとんどは書籍で得られる知識でもありますので、これくらいにしますけど、聞いてみたいことなどありましたら遠慮なく書き込みください。
>
>
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■5949
/ inTopicNo.17)
Re[7]: HANA-KOさんへ
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□投稿者/ SILVER7
[MAIL]
-(2007/05/15(Tue) 23:33:41)
> それまでの自己解釈とまるっきり違う
> 自分の側から自分のことを捕らえ直す
> このへんもう少し詳しくお話し願えますでしょうか?
お尋ねのところは、私が書いたこの文章の、だいじなところですね。
今でも、そのときの感覚を覚えていますが、ことばにするのは難しいところがあります。 それでも、だいじなところですので、努力してみます。
砂が水を吸い込むように、そっくりそのまま、ACについての事柄は吸収されていきました。 初めて聞くことばっかしでしたが、何の抵抗もなく、前から知っているような感じでした。
そうですね、それまでの自己解釈は、・・・20代の頃、私は、『遅れてきた青年』とか、『失われた地平線』とか、文学作品の題名を借りて、自分のイメージと重なるものがあるように感じていたのですが、Lost Horizon、失われてしまって、取り返すことができないもの、欠損品みたいな自己イメージがありましたね。
精神科の診断名は、それに名札を付けるような感じでしたね。 だから、名札の方から、その症状に当てはまるものを自分のなかから探し出して、さらに絶望するという構図だったように思います。・・・・・ 最初っから、欠陥品という認識ですね。
だから、その後の私の悪戦苦闘も、その苦しさから逃れる、脱出する、這い出ることが目的だったと言っていいと思います。 実際、私は、私の様子を、蟻地獄のなかにいる蟻のように、また、底なし沼にはまった馬や人のように、嫌でしたが、それこそ何度も何度もイメージしていました。
だから、それは、また、矛盾するかもしれませんが、その苦しさを捨てて楽になるということが後ろめたいことのようにも、感じていたんです。
そういう根本的認識を持っているところへ、ACの概念がもたらされたんです!♪
たとえば、物理的虐待は無くても心理的、精神的虐待とか、ことばの暴力とか、ネグレクト(養育放棄)とか、私の感じている苦しさが、そのまま語られていました。
それは、感じてはならないことを感じているというような僻(ひが)みに類する認識だというのではなくて、実際に、行われていることとして取り上げられていました。 表舞台に上げられていたのです。
これは、私が感じていることが、「ほんもの」なんだ(!)という、まったく、それまでとは180度異なる見方でした!♪
私が、自分の側から、自分のことを捉えなおす視点と言ったのは、このことですね。
だから、あらゆることが、真逆に見えてきた(!)と、いうことです。
特に親に対して、私が感じている感じ方(ろくでもない親!)が、間違っていないんだ(!)ということは、それまで、誰も、そんなことを言ってくれていませんでしたからね、かなり、インパクトが強かったです。
私は、いい歳になっていましたから、なんで、こんなことを、早く言ってくれなかったんだと、思いました。 ほんと、子ども時代に帰るように、自分のたどってきたさまざまなエピソードを、場面を、たどりなおすような感じでしたね。
やっと、それぞれのときの自分に承認を与えることができるようでした。
いわば、自己否定の塊になっていたものが、暖かい血が流れて、体も心も温かくなっていくような感じと、言いますかね。 今、思い出しても、たまらないですね。・・・・・・
今日は、これだけにしておきます。・・・・・
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■5951
/ inTopicNo.18)
Re[6]: ACにたどり着いた
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□投稿者/ HANA-KO
-(2007/05/16(Wed) 06:47:48)
フーさん、こんにちは。
本読んでみようと思います。どうもありがとうございました。
フーさんの体験談も大変参考になりました。
このスレを立ち上げてから、だいぶ日がたちましたが、
いろいろなことを考えさせられてきています。
> 私を例にしてお話します。なぜうつなのか簡単にいうと、自分の感情表現ができていない。自分の要求が満たされていない。問題は、自分でそれを抑圧していてそのことに気が付いていない。自分がつらいとか悲しいとか、こうしたいとか、それを抑制するのが当たり前になっていて自分で‘気が付いていなかった‘のです。
> 自分の行動の動機は常に「どうすべきか、どうあるべきか」でした。
このへんが、自分も全く同じだなぁと感じます。
自分のほんとうの「感情」がまだわかりません。
考えばかりが空回りしています。
でも...家族については、やはり大きな問題がなさそうに思えます。
昨日父と話して、自分の子どものころのことを聞きました。
両親は私のことを見守ってくれていた感じがしました。
でも母との関係はちょっと微妙で、私に無関心であったような気もします。
なんか自分から殻に閉じこもって(自分を出せずに)しまっていた...
でも自分の性格のせいだと思うとちょっとツラいです。
非常に遠慮がちで、臆病で、繊細な子どもでした。そして周りへの働きかけ(親も含め)がとても弱かったのだなぁと思いました。
とりとめもなく書いてしまいました。
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■5952
/ inTopicNo.19)
Re[8]: HANA-KOさんへ
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□投稿者/ HANA-KO
-(2007/05/16(Wed) 06:54:12)
SILVER7さんこんにちは。
私の質問のために、がんばって書いてくださってほんとうにありがとうございます。
とてもとても感覚的なことなのですね。
私はまだまだこれから道のりが長いとは思いますが、
このスレを立ち上げてからの間も、いろいろと考えさせられました。
そしてお話できたことをとても嬉しく思っています。
少しずつ進んでいけたらよいと思います。
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■5957
/ inTopicNo.20)
Re[7]: ACにたどり着いた
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□投稿者/ フー
[MAIL]
-(2007/05/16(Wed) 22:42:40)
HANA-KOさんこんにちわ。
> なんか自分から殻に閉じこもって(自分を出せずに)しまっていた...
> でも自分の性格のせいだと思うとちょっとツラいです。
>
ここのくだりを読んで、ぜひお伝えしたいことがあります。
私の両親も教育熱心な人で、はじめは私も家庭に問題があるとは思っていませんでした。だからこそ、こんな風になったのは自分が悪いんだと、自分のせいだとおもってずっと苦しんでいたのです。
でも、そうじゃないんです。
西尾和美さんの本に書いてあったことですが、あなたがそのようになったのは(自分から殻に閉じこもった)、その家庭環境のなかで生き抜くためにとった適応の結果なのであって、そうすることで子供のあなたは一生懸命に生きてきた。‘自分の性格のせい‘なんかじゃなくてそうすることが必要だったのです。
※ 子供時代のあなたがどんな性格であろうが、それを養育する義務は親にあるのであって、あなたがその性格で親を喜ばせなければいけなかったわけじゃない。
この親と子の関係が逆転している子供をアダルトチルドレンと呼ぶわけです。
>でも...家族については、やはり大きな問題がなさそうに思えます。
これっていうのは今はわからないのが当然なんです。だってそのなかでずっとくらしてきたんですから。自分も回復過程のなかでだんだん気が付いて行きました。いろんな謎だったことが、だんだん解けていきました。私の例もお話してみたいですが長くなってしまいますので、この辺にしておきます。
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