1.感じるままを感じてもいい。感情には正しいとか間違いということはない。感情はただあるだけである。誰も人がどう感じるべきかを教えることはできない。感情について話すことは、良いことであり必要なことだ。 2.欲しいものを欲しがってもいい。欲さなければならないことや、望んではならないことなどない。自分の活力に触れたならば、大きく成長したくなる。 3.見え、聞こえることを見聞きしていい。見聞きしたものはなんでも、自分が実際に見聞きしたとおりのものなのだ。 4.いっぱい楽しんだり、遊ぶのはいいことだし、また、そうする必要がある。 5.真実を語ることは重要なことである。歪められた考え(“すべてか無か”思考、破滅化、過度の一般化、読心術、etc.)をしりぞけて現実をあるがままに見ることは、人生の苦痛をやわらげる。 6.ときには限界を知って、満足を先のばしにすることは大切である。これもまた人生の苦痛をやわらげる。 7.バランスのとれた責任感を発達させることは重要である。それは自分の行動の結果を受けとめることと、他人の行為の結果を引き受けないことを意味する。 8.失敗してもいい。失敗は教師である。失敗は学ぶことを手助けしてくれる。 9.自分自身と同じように、他者の感情、要求、望みもまた、尊敬され尊重されるべきである。 10.問題があってもいい。それは解決される必要がある。葛藤があってもいい。それは解決を必要としている。
ジョン・ブラッドショー 『インナーチャイルド』(NHK出版)第10章をもとに作成
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■5264 / inTopicNo.1)  まのんさんへ(横レスでごめんなさい)
  
□投稿者/ ぺん -(2006/08/20(Sun) 05:15:09)
    みなさんの話のなかに乱入して、話を長引かせるようで大変申し訳ないのですが、失礼します。
    まのんさんに、ひとこと「ありがとう」って言いたくなったので。

    久しぶりにサイトを覗かせていただきました。
    まのんさん、その後どうされたのだろうかと、気にはなっていたのですが、
    こんな方法があるとは、、、びっくりしました。

    と同時に、昔、自分も同じような気持ちで、同じようなことをしたことがあるので、
    なんかその頃の自分にタイムスリップしたみたいで、ちょっと今照れ笑いをしています。

    私は前のレスで、まのんさんに「転ばぬ先の杖」を渡そうとしていたんだ、、と反省しています。
    まのんさん、要らないことしてしまって、ごめんなさい。

    いっぱい迷って、いっぱい失敗してけがもして、でも、自分の思うままに気持ちのままに
    やってみなくちゃ。じゃないと分からないことがいっぱいある。
    自分だってそうだったのにね。その頃の気持ちを忘れて、答えだけを渡そうとしちゃいけないよね。

    たくさんの方に相談しながら、一生懸命一生懸命ご自分の進む道を選んで歩いていらっしゃる姿を
    拝見して、
    私はまのんさんご自身の力を信じきれていなかったのかもしれない、、と恥ずかしくなりました。
    心配性な親の気持ちみたいな感じかも知れません。

    転んでけがをしても、自分の力で起き上がって、きっと自分の歩みを進めてくれる、、、この人なら大丈夫、、、。
    「人を信じる」って、きっとそういうことですよね。
    まのんさんの姿に教えていただきました。


    右も左もわからないくらい、いっぱいいっぱいで、肩に力がぎゅーって入ってて、
    その反面、今まで知らなかった自分や気持ちにたくさん出会ってた、、、。
    当時の私はそんな感じでした。
    今、まのんさんもそんな渦中にいらっしゃるのかなあ、、、なんて、想像しました。

    今の私はその頃の自分を、何にもわかってない子供で馬鹿な間違いばっかりしてたけど、でもそのときの精一杯の気持ちでがんばってた。あのときの私が真剣にがんばってくれたから、今の私があるんだなあ、、、って、ちょっと感謝しています。私の場合は、今も相変わらず大バカ者なんですけどね(笑)

    まのんさんに、大切なことを教わったような気持ちです。
    本当にありがとうございました。
引用返信 削除キー/
■5266 / inTopicNo.2)  Re[1]: まのんさんへ(横レスでごめんなさい)
□投稿者/ まのん [MAIL] -(2006/08/21(Mon) 01:08:34)
    ぺんさんお久しぶりです、こんにちは。また遊びに来て下さって嬉しいです。レスありがとうございます。
    ごめんなさいだなんて、とんでもないです。。私はただ傷を広げるだけだったので、多分あのまま行っていたら、泣いて逃げて、ぐちぐち言って、それで終わっていたような気がします。。だからあの時、ペンさんをはじめ皆さんの言葉が、どれだけ私の力になったか分かりません。こちらこそ、ありがとうございます。
    その証拠といっては変なのですが、あれだけこっそり計画していた私の私物は、やっぱりまだちゃんと会社に残っています。。ちゃんとした形になるまでは。。
    前にペンさんの職場でのご様子を拝見して感心したことがありました。でもペンさんも、今の私と似たような経験をされたことがおありだったのですね。その時ペンさんもご自身にとって、未知の選択をなさったんですね。その時はやっぱり今の私と同じように怖かったですか?もし宜しければその時のお話を聞かせて頂けたらどんなに心強いか分かりません。今の私はまだまだそんな余裕はないのですが、私もいつか、この出来事を笑えるくらいになれるでしょうか。

    今までは散々本を読んで分かったつもりになっていたのですが、「感情麻痺」という事がどんな事なのか、自分はちっとも分かっていなかったと思います。私自身は本当に感情が鈍くて、ワンテンポずれているということを近頃、痛感させられています。。ペンさんと同じように、ボーっとしている私よりも正常な怒りを感じられる彼にも、「本人と対決しろ」とか「やっつけてしまえ」とか言われました(笑)。
     ところがズレている自分は、ズレているなりに、ちゃんと涙は出る。そして怒りも感じる。。けれどもそれをどう扱っていいか分からず、長い間ボーっとした状態になったりするのですが。。ある時、「あ、そうか、悲しかったんだな」などと分かったりするようになってきた気がします。このことが、ペンさんがおっしゃるような、今までの自分が知らなかった気持ちや感情かもしれません。。
    今までは、そんな面倒な感情はなかったことにしておきたかったし、いつもニコニコしていることしか知りませんでした。周囲にとってのいい人である代わりに、自分を無くすことを一生懸命やってきたのかもしれません。

    アディクションを手放して生身の自分で生きる時、はじめて本当の感情に翻弄される時が来る、そしてそれを嵐のように感じることがある。。。とどこかで聞きました。私も色々なアディクションを長いこと手放せずに生きてきたので、現実や外の世界は恐ろしく、未知で不安です。でも今は、現実と少しづつ向き合っている自分をそのまま、少し感じてみようと思います。。こぺんさん、これからも時々遊びに来て下さいね。そしてまた色々なことを教えてほしいです。  
引用返信 削除キー/
■5267 / inTopicNo.3)  Re[2]: まのんさんへ(横レスでごめんなさい)
□投稿者/ ぺん -(2006/08/21(Mon) 06:27:49)
    まのんさん、お返事ありがとうございます。
    まのんさんの言葉のひとつひとつに、じんとしました。
    うまく言えないんですけど、実感のこもった言葉を聞かせていただいて、胸がいっぱいになっています。

    正直、あの頃の自分の姿を思い出すと、「ひー、恥ずかしー」と顔から火が出そうになるんですけど、
    せっかく機会を与えて頂いたのだし、振り返って文章にしてみるのもいいかもしれないな、と思いました。
    長くなるかもしれません。最初に謝っときます。

    私が勤めたのは、地域で最大手のデパートでした。
    きついプライドの高い女性の集団の中、女性特有の派閥や上下関係・意味不明なしきたりなどに毎日脅えて緊張しすぎていて、変な力が入りすぎて失敗することの多かった私は、かなり痛々しかったと思います。ドロドロした雰囲気にも全くなじめませんでした。
    デパートの顔ということで、ものすごく難しい仕事を、絶対一つもミスすることなく完璧にこなすことを要求され、毎日パニックを起こし、頭が真っ白になり、手ががたがた震えて異常な汗をかき、ボールペンを握ることすら出来ない状態を、きつい安定剤を飲みながら必死になってこらえていました。
    家に帰ってからも寝る時間を削って一生懸命勉強して、なんとかついていこうとしていました。
    でも、4ヶ月後「努力は認めるけど、適性がない」ということで、他の部署への転向を言い渡されました。
    ところが、次に紹介してもらえるはずの仕事の面接は「え?あれがそうだったの?」と後で驚く程いい加減なもので、だまされるような形で、知らない間に私は職を失っていました。
    仕事で受けた極度のストレスから、鬱が再発し、とても働ける状態ではなくなってしまい、生活に困窮しました。

    「誰か助けて!」そんな思いでいっぱいでした。
    回らない頭で集めた情報から会社に給料補償を求めに、交渉に行きました。(ヤン・ウーロンさんがまのんさんにアドバイスして下さっていましたよね。それです)
    でも、まのんさんのように、組合に相談しながら、、という方法も知らず、小娘がたった一人で行ったので、会社側は、私が出向いた途端怒鳴り散らしてけんかを売って、私を追い払おうとしました。

    まのんさんが、お父さんのことをフラッシュバックしてしまって、とても辛くて怖かった、、、とおっしゃっていましたが、私もそうでした。
    「あんたが勝手に自分で辞めたんだろう!?」と怒鳴られたりして、
    「え?クビにしておいてなんで??」と困惑してしまいました。
    私はけんかをしにきたんじゃないのに、話を聞いてもらいに来たのに、どうして??どうしてこんなことになるの??頭が真っ白になりました。

    「私は、生活に困っているので、なんとか助けてもらえないだろうかと相談しに来たんです。」
    最後に、冷静にそう言えたので、向こうも大人の対応をしてくれるようになりました。
    でも結局、制度的に何もしてあげられない、、と言われ、仕方なく引き下がりました。

    後日、職安に行くと、会社側から提出された書類では、私は自主退社扱いになっていました。
    雇用保険がすぐもらえないと困ることもあり、またそのときに、はっきりと自分の中に怒りや悔しさを感じたので、もう一度会社に書類を差し戻すよう求めました。
    職安で調べてもらった結果、ほんの少しだけ雇用保険の加入期間が足りないことがわかり、
    結局雇用保険ももらえないことになりました。
    「会社都合にしたからって、意味ありませんよ。」
    職安の人にはそう言われたけど、どうしても悔しくて、つまらない抵抗だけど、せめて書類は会社都合に書き換えてもらいました。

    後日、主治医の先生にその経過を話すと、
    「その会社、まだ良心的な方だと思うけどな」って言われました。
    言われたその時には、意味がわかりませんでしたが、
    私はそれからちょっとずつ、企業にとっての労働力ってどういうことなんだろう、働いてお金をもらうってどういうことなんだろう、、って学んで行けるようになったような気がします。
    今もまだまだ分かってないなあーって感じはするんですけど。



    > 今までは散々本を読んで分かったつもりになっていたのですが、「感情麻痺」という事がどんな事なのか、自分はちっとも分かっていなかったと思います。私自身は本当に感情が鈍くて、ワンテンポずれているということを近頃、痛感させられています。。

    その気持ち、すごく分かる気がします。
    頭でわかるっていうことと、心で感じてわかることって、全然別ものですよね。
    私も長い間、自分の感情が麻痺していることを自分で知らなかったから、
    頭でわかるっていうことしか知りませんでした。
    でも、それでご自分を責める必要は全くないと思います。
    どうして自分がそうせざるを得ないところまで追いつめられていたのか、、、
    過去の自分を思い返してあげると、きっといっぱい涙が出くるんじゃないかな、、って思います。


    > 今までは、そんな面倒な感情はなかったことにしておきたかったし、いつもニコニコしていることしか知りませんでした。周囲にとってのいい人である代わりに、自分を無くすことを一生懸命やってきたのかもしれません。


    そうですね、私もです。
    笑いたくないのに必死で笑顔の仮面を被っていました。
    いまでも、本当に怖い時に、全くの無意識に顔が笑った顔になっていることがあるらしく、
    「こんなときにへらへら笑って気持ち悪い!」と怒られて、とてもショックを受けたことがあります。
    自分に怒りの感情があることも、長い間知りませんでした。

    自分の感情、自分の心を殺してしまわなければ、自分の体が殺されてしまうかもしれない、、、
    そんな恐怖心・危機感にさらされながら、幼い子供が自分を守るための精一杯の方法が、
    「笑う」ことだったのかもしれません。


    まのんさんの今回の行動が、まのんさんを解き放つきっかけになってくれるといいですね。
    本当に長くなってしまって、申し訳ない限りですが、
    まのんさんのご健康をご多幸を、遠くからですが、心からお祈りしています。
    お話しできて幸せでした。本当にありがとうございました!  
引用返信 削除キー/
■5268 / inTopicNo.4)  Re[3]: まのんさんへ(横レスでごめんなさい)
□投稿者/ まのん [MAIL] -(2006/08/21(Mon) 21:07:00)
    ぺんさん、お返事ありがとうございます。
    ぺんさんのお話、息を呑みながら読みました。。そして自分と似ているところがたくさんあり、何か胸にこみあげてくるものがありました。。私も何度も醜態をさらして本当に恥ずかしくて死にそうになるのですが、でも良かった、自分が一人ぼっちじゃなく、自分が変なんじゃない、と、とても心強く感じています。。

    デパートの女性集団組織というのは、わー本当にとても怖そうですー。。お聞きしただけでも震え上がってしまいそうです。確かに女性しかいない職場というのは何か独特のムードがあるかもしれません。良い方もたくさんいらっしゃるとは思うのですが、どうしてなのでしょうね。

    ぺんさんのお話、全然恥ずかしくなんかないですよ。そのような辛い状況をたったお一人で生き抜いてこられたこと、大変な勇気がおありだったと思います。ちゃんと怒りを感じて、たった一人でその場の行動に移すことができたというのは、本来のペンさんがお持ちになっている強さではないかと思うのです。怒りを感じる能力というのは、こういう時に、とても大きな意味を持ってくるのですね。。改めてそのことを教えて頂いたような気がします。

    もし怒る気持ちがなかったら、何をされてもオッケーであるという事になってしまいますし、突然頭を殴られたとしても、笑ったりぼーっとしたりする事しかできないというのは、本当はとても辛いことなのですよね。。それは文字通り精神的に死んでいるのも同じかもしれません。。私も今後過去と向き合うことを課題にして、少しづつ本当の感情を取り戻していきたいと思います。
    傷付けられているのにそれさえ分からないでいたら、本当にいっかんの終わりですが、でもぺんさん、私にそのことを教えて頂いて、本当にありがとうございました。

    今、戦うことを選択したところで、苦しさは変わらないのですが。。。
    でも世渡りが下手で、不器用で、感情が鈍くて、弱いけど、でもそんな自分でも、何をされてもオッケーなわけではない、ということが、今やっと分かってきた状態なのではないかと思っています。
    このBBSでその事を学べたことが、不幸中の大きな幸いだと感じています。
    これだけ騒いでおいてしつこいのですが、今だに「自分が間違っているのでは」という思いに駆られることもあり、労組の担当者の方々も本当は無理に付き合ってくださっているのではないか、などとそんな風に考えてしまう事もあるのですが・・・。

    でもそんな時は、一人で「ACを治すには、ああしてこうして・・」などと頭で考えているよりも、こうして皆さんとお話をして分かち合いを続けることで、肩の力が抜けていくように感じます。その感覚が心の栄養となって、また現実と向き合っていくパワーが沸いてくるような気がしています。
    ぺんさん、大切な過去の箱を開けて、私にお話を聞かせて頂いたこと、本当にありがとうございます。経験された方でなければ得られない強さを、きっと今のぺんさんはお持ちなのだと思います。私もいつか、このことを笑えるくらいの時がきたら良いなと思っています。当分はふらふらしそうですが。。
    それでも少しづつ変化を重ねていければ、きっといつかは、それが自分なりの強さに変わっていってくれますよね。。。
    それでは、まぺんさんもどうかお体を大切になさって下さいね。また色々とお世話になることもあるかと思いますが、その時はどうぞよろしくお願いします。
    本当にありがとうございました。
引用返信 削除キー/



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