1.感じるままを感じてもいい。感情には正しいとか間違いということはない。感情はただあるだけである。誰も人がどう感じるべきかを教えることはできない。感情について話すことは、良いことであり必要なことだ。 2.欲しいものを欲しがってもいい。欲さなければならないことや、望んではならないことなどない。自分の活力に触れたならば、大きく成長したくなる。 3.見え、聞こえることを見聞きしていい。見聞きしたものはなんでも、自分が実際に見聞きしたとおりのものなのだ。 4.いっぱい楽しんだり、遊ぶのはいいことだし、また、そうする必要がある。 5.真実を語ることは重要なことである。歪められた考え(“すべてか無か”思考、破滅化、過度の一般化、読心術、etc.)をしりぞけて現実をあるがままに見ることは、人生の苦痛をやわらげる。 6.ときには限界を知って、満足を先のばしにすることは大切である。これもまた人生の苦痛をやわらげる。 7.バランスのとれた責任感を発達させることは重要である。それは自分の行動の結果を受けとめることと、他人の行為の結果を引き受けないことを意味する。 8.失敗してもいい。失敗は教師である。失敗は学ぶことを手助けしてくれる。 9.自分自身と同じように、他者の感情、要求、望みもまた、尊敬され尊重されるべきである。 10.問題があってもいい。それは解決される必要がある。葛藤があってもいい。それは解決を必要としている。
ジョン・ブラッドショー 『インナーチャイルド』(NHK出版)第10章をもとに作成
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■191
/ inTopicNo.1)
毒のある親
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□投稿者/ sara
-(2004/03/19(Fri) 17:06:06)
先日「毒のある親」を読みました。
途中で、もう読むのをやめようと思うほど苦しくなったけれど
最後まで読んで良かったと思います。
たいした理由もないのに、いらいらを抱えていたり。
すぐに他人を自分を比べて、優劣をつけたり。
「自分が常に勝てる相手」とばかり親しくなったり。
自分の弱みを人に見せられなくて、強がったり。
本当の姿でなく、他人からこう思われたいという自分を常に演じてしまったり。
それらは、自分で自分の大嫌いなところばかり。
治したいけど、どうしたらいいのかわからなかった。
でも、全て理由と原因があることなのだとわかっただけでも救われたような気持ち。
うちの両親は、いわゆるコントロールしたがる母親と、影の薄い父親。
つらかったことは山ほどあるけど、もう大人になったのだから
そんなのは乗り越えたことだと思っていた。
でも、違ったんだなあ。
平気なふりをできるようになっただけだったんだなあ。
怒りや悲しみに、無理やりふたをねじこんでいただけだったんだなあ。
つくづく思いました。
ありのままの自分を、私自身でさえ受け入れていなかったこと。
親の言う通りにしないことで、罪悪感を持つ必要はないこと。
子どもの頃に受けた虐待に関して、私自身になにも責任はなかったこと。
それらに気付けただけでも、本当に大きな収穫です。
自分の抱えてきた問題の大きさに、ちゃんと向き合えるようになりました。
なんだかとりとめのない文章になってしまいました。
読んでくれた方、ありがとう。
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■214
/ inTopicNo.2)
Re[1]: 毒のある親
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□投稿者/ TS
-(2004/03/24(Wed) 05:09:00)
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No191
に返信(saraさんの記事)
Sara さん、私も実は 1 週間程前にこの本を読み終えました。とても感銘を受けたというか本当に読んでよかったと思いました。途中で私も何度かとても辛くなってしまいましたがなんとか読み切りました。Sara さんのような方がここにいてうれしいです。
私の家は私が小さいころからいつも戦場でした。父親の母親に対する暴力と暴言と侮辱した態度です。ですの私達子供は自然と父親の顔を見て過ごすようになり、いつも睨みをきかせて支配している父親にこれをしたらどなられるとか、これをしたら母親がぶちのめされるという恐怖しかありませんでした。思っていることましてや悩んでいることなどを言えるわけがありませんでした。中学生の頃は自殺しようと思っていました。子供ながらにそうすれば両親がどれだけ私達を苦しめてきたかわかるに違いないと思っていたのでしょう。
長女の私はおかげで家庭の hero タイプになり、今でも親戚から誰から世界中が○○ちゃんはいい子だからね~と言う声がありありと浮かんできます。もちろん子供のころは自分が家庭の犠牲になっていて hero タイプにならされていたということは気がついていませんでしたが、小さいころから学校ではいつもトップで高校も大学も就職先も全ていわゆるエリートコースでした。自分の家庭の問題を外には決っして言ってはいけないと何故か小さいころから思っていたのですが、今となれば、かいわそうな私は、あんな酷い家庭だったにもかかわらず必死にエリートのお嬢さんのいる素晴らしい家庭だと世間に思わせないと父親の面子が潰れると思って保護していたんでしょう。しかもいわゆるなんでもできるいい子だと誰も助けてくれないんですよね。○○ちゃんはしっかりしてるからだいじょうぶよって。だからますます辛くて。もちろん自分はいつも楽しくやってますってふりを必死にしてたからますます誰も気がついてくれなくて。
この本で一番大きかったのは、親を許す必要がないということでした。私は今は 30 代後半ですが、これだけ現在まで苦しめられてきたけれどやはり自分を育ててくれた親だからよくしなければいけないという事と自分の生きづらさにがんじがらめになっていました。でもこの本が、親を許す必要はないし親が変わるという幻想も捨てなさい。そうじゃなくて自分が変わることはできるんですよ、というのを読んで、あーそうだったのかと。とにかくこの本で今までのことが自分のなかでいろいろ整理できたと思います。とにかく読んでよかったです。
今は John Bradshaw の Home Coming: Recliaming your inner child と読んでいます。読み進めるうちに毒になる親と同じくまたとても辛くなってきたので、今のところ幼児期の自分をとりもどすワークのところで止まっています。でもあまりにつらかったらセラピーを受けたほうがいいかなぁとも思っています。Sara さんも、一緒にがんばりましょう。
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■216
/ inTopicNo.3)
Re[2]: 毒のある親
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□投稿者/ sara
-(2004/03/24(Wed) 15:31:37)
ありがとう、TSさん。
年齢も同じくらいかも。TSさんも苦しかったんですね。
うちの場合はね、両親の夫婦仲がものすごく悪かったんですよ。
どちらも決して悪い人間ではないのですけれど、夫婦としては最悪の組み合わせ。
夫婦間の暴力はなかったんです。
でも、両親が言葉で傷つけ合う様子や、冷えきった夫婦関係を
常に見ていました。互いに労わりあうこともなく、そっぽを向いた両親。
家庭の中は安心して休める場所でなどありえませんでした。
母は、子どもにすがっていたんでしょうね。
結婚生活は明らかに失敗でしたから、子どもを思い通りの人生を歩ませることに
必死でした。交友関係や進路にまで口を出しました。
小さい頃は暴力で、力で抑えられなくなったら金銭で、コントロールしようとしました。
子どもを味方につけておくために、父親やその親族の悪口を吹きこみました。
おかげで、そんなだめな父親の血を引く私は、本当にだめな子どもだと思うようになり
今でも低い自己評価や無力感に苦しんでいます。
強がりなので、表には決して出しませんがね(苦笑)。
「親を許す必要はない」というのは、私も大きかったですね。
許さなくちゃいけない、親を憎むなんていけないって、必死に自分に
言い聞かせてましたから、この言葉には本当に救われました。
そういう風に考えていいんだって思ったら、すごく楽になった。
私もセラピーを受けるべきかどうかは考え中です。
かなり信頼のできるセラピストでないと、傷をえぐられるだけで
終わってしまわないかと心配になってしまったりもします。
Home Coming: Recliaming your inner child も読んでみようかな。
現在は、私自身が母親なので、この問題にきっちり対峙して
毒の連鎖を絶対に防ぎたい。私の代で浄化させたいんです。
お互い、がんばりましょうね。
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■219
/ inTopicNo.4)
Re[2]: 毒のある親
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□投稿者/ masa
-(2004/03/25(Thu) 09:11:20)
私も読みました。図書館でぶらーっとしてたら、ぱっと目に入って。アメリカ人のカウンセラーが書いた本だから、日本人にはなじまないかな?と思ったけど、とっても参考になりました。すごくすごく・・・・。私は自分の親が不眠症とノイローゼだったので「まあ母も辛かったんだろうし、しょうがないのかも・・・」と思ってたのですが、そう考えると余計辛いんですよね。でもこの本を読んで気持ちの整理がつきました。私は悪くなかったのかもしれない、この性格は産まれつきの弱さかもしれないと思ってたけど、環境がそうさせたのかもしれないって初めて思えた。母が自殺でもするんじゃないかと、いつもびくびくしてたから・・・・。
でもあれですね、親との対決をすすめてますが、それだけはできないかなーって思う。とてもできません。
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■222
/ inTopicNo.5)
Re[3]: 毒のある親
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□投稿者/ sara
-(2004/03/26(Fri) 14:44:55)
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No219
に返信(masaさんの記事)
こんにちは、masaさん。
私はこの本を、古本屋さんで手に入れたんですよ(笑)
どきっとするようなタイトルだったので、なんとなく手にとって、
すごく安かったので、あまり深い思い入れもなく買ってきたんです。
でも、読んで本当によかったと思っています。
親との対決の項に関しては、私も同じ意見です。
その部分に関してだけ、国民性の違いみたいなものを感じましたね。
でも、なにもかも本の通りにせず、「これはやらない」という選択をしたって
いいと思うんです。
第一、本のやり方に理解のあるカウンセラーの助けがなければ、対決は無理ですよ…
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