朝、体中が悲鳴を上げるのを無視して起きる。 まだ父も母も兄も寝ている。 味噌汁を作る。ご飯も炊けた。漬物、のり、梅干を出す。 ご先祖さんのご膳も用意する。 家中のカーテンを開ける。父のお昼用のお茶を水筒に入れる。 父が起きる。食べて、会社に行く。一言、「しゃっきりしろよ。」 やっと一息。つかれた、ねむい。頭が重い。 母の信仰する宗教のお経を1時間半、一人で読む。 父の残り物を朝食にする。 電話の応対、回覧版、宅配便、家の周りの掃き掃除。 お昼近く、体調の悪い母が起きてきて、ほっとする。 でも「もう一回寝る」の言葉に失望。 1時半、体調不良の兄が起きるが、食べて、部屋にこもる。 掃除をする。家事をする。 母が起きる。 母の精神安定剤になる。苦しみ,悲しみ、恐怖、不安、要求、願望、夢、安心感。 そして、テレビを一緒に見てあげる。 昼寝。体力回復。夜用。 母の用事、買い物。 夕飯の支度。大人四人分...。 父が帰るまで食べない。 9時過ぎ、夕食。 10時過ぎ、後片付け。 11時、お風呂。父,兄寝る。 12時、母との時間。 1時、明日の準備。母、風呂。 2時、母に捕まらなければ寝られる。 「やっぱ、**ちゃんがいないとだめだよ。」口癖を言う母。 早朝、心の痛みを無視しながら血を吐く思いで起きる。無表情になる。
*もうずっとだ* 私の自由はいつ得られるの。 わたし、もう26だよ。 小さい頃からずっと良い子はこんなに損するの?だれが旅館の女将みたいな女になりたいといった。こんな、人のマイナス感情に過敏に反応する能力いらねぇよ。 ご近所の目が気になるから掃き掃除しろだぁ,回覧版早くまわせだぁ? 塩分減らせだぁ、イソフラボンだぁ?ネクタイがないだぁ、お茶いれろだぁ? 腹がへっただぁ? ・・・・いい加減にしろ。全部押し付けやがって。
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