私が高校生の頃、兎に角男性の視線がいやでいやで常に屈辱的で気分が悪くてしょうがなかった。私は人の想いや思想、価値観、現在見ている世界を肯定するために存在していたから。男の人が私に「この人俺の事好きなんじゃないか」って少しでも思わせたら、その男の世界観から外れた自己像を持ってはいけない私は、その人の「好きなんじゃないか」という期待に必ず応えないといけないと思い込んでいた。男の人の期待に応えないとという脅迫観念。それから女の子の「私よりも下の存在でいて」「好きな人取らないで」というメッセージに応えないといけない私。不満そうな人は全部私が引き受けるという思う。だって私は「知っている」から。何もかも人の心も読めて「分かってあげられる唯一の存在だから」「私だけが苦しんで誰にもわかってもらえない人を適切にその人の良いように助けてあげられる存在」だから。
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