『相手への怒りや憎しみによって、私たちは相手に強く縛られる』 …その通りだと思った。 前の仕事を辞めた直接の原因は先輩だった。無責任で自分のことばかり考えている人だった。思い出すと『ほら。あたしって○○な人だからぁ』と彼女の声がする。(もう『出せない手紙』でバイバイしたので、思い出さなくなっています) その人の態度に腹を立てれば立てるほど、その人の一挙手一投足が目について、声を聞くだけでイライラして、自分でもおかしいと思っていた。毎日友人に、その人がどんなにいい加減で、自分が理不尽な状態に置かれているかメールで訴えた。どうして、こんなに執着するのだろう、と悩んでいた。本などで『その人が気になるのはあなた自身に似ているから』と書いてあるのを読んで、自分はあんなじゃない!と反発しながら、でもそうなのかも、周りの人が自分を同じように見ているのかも…と思って不安になった。仕事を辞めた後も、彼女の影がまとわりついて、『あなたも同類』って言っているような気がしてた。 だから、そうではなく、私は怒りや憎しみによって縛られていたのだ、と思えることがとても救いになる。そしてもう二の舞にならないようにしたいと思う。
|