お陰さまで私の趣味関係の人間関係は概ね良好、右肩上がりだ。 もちろん中には「あまり好かれていないなぁ」と私が感じる人も若干いるが、それはそれでしゃーない。万人に好かれる人などいないのだから。 かのヨン様でさえ大方の日本人女性には好評なのかもしれないが、私にはあれのどこがいいのか?さっぱりわからん。「なんや長髪・銀縁眼鏡にマフラーしとるだけやんけ」それが私の感想だ。 そんな私のやっかみはさておいといて、先日の日曜、場所は宮城のYのホームコースでの試乗会受付の1コマ。 私「すいません、広島まで行けなくて」 Yのスタッフ「いや〜いいんですよ。次は九州ですから」 私「(「九州?って俺に九州まで来いって言うんかい? おいおい広島だってめちゃくちゃ遠くて行けなかったのにどないして九州まで行けっちゅうんじゃ」という言葉を飲み込みつつ)すみませ〜ん手紙だけ(九州に)出しますんで、それで勘弁してください」と言ったらYのスタッフ陣も笑っていた。 しかし今回の私の目的は彼らを笑わすことではない。 私の試乗会参加も今回で4回目となり、「今回は(隙を見て)受付嬢のSさんとメール交換しよう!」という壮大な目的があったのだ(Hさんごめんなさい)。 その目的を果たすべく私は試乗会の合間に受付テントにちらほら目線を送って飛び込むタイミングを見計らっていたのだが、いつまで経っても周りに誰かしか男性陣がいるじゃあ〜りませんか! 「いっぺん自爆覚悟で飛び込んだろかいな」思ったが、根性なしでレース界での世間体を気にする私にはそのような無謀な試みはできなかった。 そしてそうこうしている間に時は過ぎ去っていき、結局私の野望は果たされぬまま終わってしまった。 ショックである。 私の頭の中では「なかなかコンタクトの取れないHさんの代わりにSさんとの楽しいメール交換でこの冬は暖かいぞ!」と一人で先走っていたらこのざまだ。 しかし私はまだ諦めたわけではない。この秋冬にもう1回だけ機会を伺う。たぶんそれが年内最後のラストチャンスだろう。絶対ゲットせねば。
それはそうと、今回また一人「雲の上の」国際A級、しかもメーカー契約のワークスライダーであるM選手と私はお知り合いになれた。 その顛末は試乗会終了後、私は「なんとかM選手とお近づきになれないか?」と勇気を出して「その黒いウェア格好いいですねぇ」と近づき、しかる後に恐る恐る「あのぉM選手、あそこの○○はどうしたらいいんですかね?」と(A級からすれば)素人同然の質問(バイクは感覚の乗り物なので「どう表現したらいいのか?」わからないことが多い。もちろん上手くなればなるほど具体的に細かく質問できるのだが、私はまだそのレベルではない)を5,6個して20分近くM選手にご教授頂いた。 途中こちらが上手く質問できなくても、向こうは既に遥か昔に通ってきた道だから「相手(私)が何を聞きたいのか?」わかるらしい。「みんな悩むことは一緒ですよ」とも言っていた。 う〜ん、さすがA級だけのことはある。お馬鹿な私にもわかりやすい。 でも私の頭の中で「確かに理屈・原理ではそうだよな」とわかっても、「それを実際に私ができるかどうか?」となるとまた別問題だ。 モトクロスの場合そうした課題をクリアする度に必ず怖い目を見なければいけないからで、常に恐怖に挑戦するようなものである。 今日も埼玉で練習中、奥のでかいジャンプに挑戦した1発目、「届かなかったらヤバい」と私はアクセル開け過ぎで空中で棹立ちとなり、ちょっくら怖かった(けど慣れっこだ。むろん昔の私なら確実に転んでいただろう着地体制だったけどね)。 話は戻って、やはり何事も上達なり向上するには先行く人の傍にいて「観察→思考・想像→質問→実行→反省」の繰り返しで、できるだけリスクは少ないほうがいい。 その為にもあたしゃもっと交友関係を広げんとね。
|