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私たちの物語 - 鏡の中の「私」(フィクション等)・過去ログ No.47
メッセージ数:940件

<940> 秋 ■2009年05月27日 水曜日 11時23分13秒
ベーコン食べたいな、そうだベーコンって豚肉なんだよな。
そんなことを考えてる。豚のこと。
こんなにキレイな薄いピンクでおいしいものをありがとう

もっと生きたかった?おいしいえさを食べれてた?

食べたくないのに生きるために食べてた?

飼い主はどんな人だった?

自分がなくなると同時に人間においしく食べられるのって
どんな気持ち?


人間って生きることが苦であり区の連続だけど、
そこから宗教とか心の拠所になっていく典型パターンの気持ちも
分かる。
都合よく辛くなると神に頼るところも、私もだから。

支える支柱がentasisであるのは、緊張を和らげるためになんだって。
丸みがあることでどこか安心するし、女性的だね。
生活にそういうものがあればギスギスしないしこんなに殺伐として
いないのにね。

そんなことを言えば余裕があるよねと言われてしまいそうだけど、
考えるくらいしてもいいよね。
きっとそういう建築物のある時代は、今の世に似ていたのかな。
羅生門とか地獄変とかにあるような世界。
<939> 秋 ■2009年05月26日 火曜日 09時56分29秒
こうして書き込むのは誰かのためっていいつつ自己満足に過ぎないのかも
しれない。
気持ちがころころとビー玉のように高いところから低いところに
流れていく。
こうしたいとかこうありたいという崇高な願いなんてただの自己満足に
しかすぎず、自分を正当化する言い訳なのだ。
どんなに自分のことを書いても結局「不幸の自慢」にしか
なっていないんじゃないかなと思う。

相手のためにとか、無条件の愛をしらないから、
こうすることによってもらえる報酬としての愛に摩り替わっていく。
自分の中の当たり前に代入して答えを出していくけど、
いつも割り切れなくて余りをだしてしまいがち。
<938> うろこ ■2009年05月21日 木曜日 23時04分39秒
物語はいい。「私」がどこにもいないから。
別の誰かになれるから。
<937> うろこ ■2009年05月19日 火曜日 20時36分29秒
一人の私は、私自身に死ね、という。
もう一人の私は、生きろという。
矛盾したまま、生きる屍になるのは厭だ。
立ち上がる力が欲しい。生きていたいと思える力が欲しい。
せっかく、生き延びてきたのだから。
<936> てん ■2009年05月17日 日曜日 15時16分11秒
たくさんの荷物を背負って、歩いていたロボット。
長年歩いてきたため、あちこちがきしんでいるが、
手入れの仕方が分からない。
どうやってオイルをさせばいい?
それに何より、胸のあたりに激しい痛みがあって、もう歩けそうにない。

ロボットは荷物が重すぎるせいだと判断し、荷物を捨てた。
だって、他の人を見てみろ。
自分の為に生きている人は、こんな荷物など背負ってないのだ。
これは、他の人から背負わされた物だ。
ロボットは持ち主を探し、荷を返した。
いや、置いてきただけかもしれないが。
しかし何にせよ、私はもう背負わない。

さて、荷物を捨てたはいいが、
今度は、自分は何の為に歩いていたのか、
どこに向かって歩いていたのか、分からなくなってしまった。
同じ年ごろの仲間たちは、どんどん先に進んでいく。
就職、結婚、出産。
焦る、焦る。
諦めている自分にも気づく。
自暴自棄。
時間だけが、過ぎる。

ロボットはどうすればいいのか。
辛い。
辛い、この感情がある限り、
ロボットはロボットではない。
それだけは確かなのだが。
<935> うろこ ■2009年05月15日 金曜日 04時38分26秒
ずっとずっと眠っていたい。人でもなく、生き物でもなく、ただ石がそこにあるように。樹がそこに根をはるように。
心動かされることもなく、意識をゆさぶられることもなく。
ずっとずっと眠っていたい。
<934> うろこ ■2009年05月12日 火曜日 20時21分06秒
私は昔、物語を書いた。
ある時は男でも女でもないロボットが、自分は何者なのかと悩む物語。
ある時は荒野のような世界で、他人とも家族とも言えない男と二人だけで住んでいる物語。
あれは全て私の中の物語。狭くて小さな世界で、生きるしかない、小さな自分の物語だった。

今、私は物語を書いていない。書く必要がなくなったのか、それとも。わからない。
いつか幸せな物語を書けるように、なれるといい。
<933> aiai ■2009年05月10日 日曜日 02時33分24秒
やさしかった人の姿が目に浮かぶ
その人の声は、耳に心地よく残り 
私の心をやわらかくする その時間が過去であっても
ほんの少しの暖かな感情がよみがえり 
私の体の中の血がめぐる 体の硬さが消えるように
やさしさに 心が包み込まれるようだ
<932> aiai ■2009年05月10日 日曜日 02時29分19秒
夜暗闇の中 いらなくなったゴミを捨てに行こう
一人で、外の闇の中に 捨てるんだ
二度と私の目に映ることがないように 

誰かが拾って、焼き捨ててくれたらいいなと思ったりするけど
誰もが、そのゴミが見えない 私だけしか見えないから

私がゴミを燃やし焼き捨てるしかないだろう
ひとつひとつ 拾い上げ 大きな火になって燃えろ
<931> うろこ ■2009年04月25日 土曜日 06時23分14秒
身体も心もしんどくて、物語の中に入っていたいのだけれど。集中力がない。
胃の中に重たい小石を入れてるみたいだ。
気持ちが楽になれる程、笑いころげたのは、いつだっただろう。
身体の緊張がほぐれる程、安心していられたのは、いつだっただろう。
<930> aiai ■2009年04月22日 水曜日 01時33分52秒
ばらばらに壊れた人形
どうしたら、もとにもどるの?
どうしたら、動くようになるの?
少し寝かせてあげよう。安全な場所で
もしかしたら、目を開けてくれるかもしれない。
もう、眼を開けてもいいんだよ。
あなたをかみ殺そうとした、あの犬はいなくなった。
<929> マフマルバフ ■2009年04月19日 日曜日 08時26分41秒
「社会は複雑だろうか?」

4月5日〜7日までベネズエラのチャべス大統領が来日していたようだがラジオニュースのみに頼っている私はまったく知らなかった。
NHKはそういうことは報道しなかったし例の“飛翔体”報道に明け暮れていた。ラジオだとロケットの発射音が毎日放送されてそこだけ音が極めて大きくなっていた。

1950年(昭和25年)にペン偽らず・暴力の街という映画が実話に基づいて創られていた。
当事の織物の横流しに関する政治家と検察・警察の癒着、暴力の横行を新聞記者が勇気をもって報道し、権力悪を暴いたものだった。
このようなことが現在のメディアにできるだろうか?
できない状況なんだね。黒澤明も映画で「悪い奴ほどよく眠る」で巨悪の構造を描いている。
邪魔な存在を葬る闇の職業(殺し屋)が裏家業として存在していたんだね。巨悪はそれを必要としていたのだが現在は警察・検察がその役割を担当できるようになった。
だから巨悪(資本)にとって暴力団の必要性がうすくなっているんだろうね。
例の郵貯簡保の宿が1万円で売却されるふざけたことも堂々と行われている時代になっている。

警察は社会の秩序を保つと同時にチンピラ化もしているのではないだろうか?
警察内部の闇金問題などを描いた「ポチの告白」はぜひ見たいと思う。

1962年(昭和37年)には深作欣二監督が「誇り高き挑戦」ですでに新聞記者が最後にこの国は戦前も今もまったく変わっちゃあいねぇ。ホントのことは何も書きはしないんだ。とつぶやかせている。

社会を複雑にみせているのはその歴史的・構造的な問題をメディアが報道しないからでもあるのじゃないだろうか?
<928> あい ■2009年03月19日 木曜日 00時13分17秒
山が目の前にあったけど、どうにか乗りえた
また、その目の前に山が出てきて、前よりも高い山だ
後ろに戻れないから、歩き出す
しんどいけど、歩く、前に前に・・・
死ぬまで歩く、前に、山に登りながら
頂上なんてない、一つ超えたら、また一つとつながるだけ
それが終わる時は、死ぬ時だけ
<927> あい ■2009年03月17日 火曜日 01時48分18秒
二度と行きたくない場所って、あまりないと思う
一つだけある 戦争記念館 あまりの残酷さに吐き気がした
その建物から出た後、私は母を見た まるで何もなかったような顔をしていた
母は言った 人の死体なんてゴミみたいに、道にごろごろあるから
ものみたいなもんだったって、顔色一つ変えずに話した
二度と、この人と話したくないって思った 死体はただの肉切れにすぎない
でも、それはもとは生きた人間だったんだよ あなたのような・・・
<926> あい ■2009年03月17日 火曜日 01時43分34秒
バナナの木ってしっている?
大きな葉っぱがたて下がっていて、緑色の硬そうなバナナがすごーい数ぶら下がっているだよ 
おばあちゃんが世話している畑のそばに、たくさんのバナナの木が植えられていて 私は実を大きな房ごと、ナタみたいなもので、バッサって切り取るおばあチャンの隣にいるんだ
なんて重いんだろうと子供心に思いながら、その房を持つ
適当に、なたで切っていくと、持ちやすくなるんだ
それを天秤カゴみたいなのに入れて 二人で家に帰るんだ
足の悪いおばあちゃんは、ときどき道の途中で手ごろな石の上に坐って休む
私には、その道が好き 一緒に坐って話をする時が好きだった
押入れの中にバナナをしまい、数日経つと黄色く色ずくから
その色のいいものから、選んで食べていく 押入れにあるバナナは
保存食なんだ ついでに豚一匹の保存食も一年分ある 
すごいワイルドな時代だね
<925> 秋 ■2009年03月16日 月曜日 19時12分45秒
SNSにちょっとうんざりしながらもダラダラとみている。
目の前を通り過ぎてく、日常という名の文字列、感情、出来事。
私だけが止まっているようで、仲間はずれにされているような被害妄想。

本当のことを書いたら晒されてしまいそうで、
無難なことと相手への返信をこなしていく。
何が楽しいかとも思う。
馴れ合いのようなべたなあいさつBOTと化して、
うわべだけの言葉を並べて送信。
気に入らない人は、いとも簡単にブロック。
全てが面白くないありふれたバーチャル空間。

人工的なのにいるのは、人工的じゃないモノというなの人間。
私も番号やIDで管理されたサンプルの一つのような気がした。
<924> 秋 ■2009年03月15日 日曜日 15時35分23秒
私はロボットになりたいと思ってた。
感情もいらないし、相手の振る舞いから色々読んでしまうし。
そういうのって無駄だし、疲れると分かってるのに、
そうせずにはいられない。
ある種のプログラミングがされてしまってるように、後天性の。
そして、数あるサンプルの中から、最適の答えを用意し、
相手の望む私を演じ続ける辛さから、解放されたい。

本当の自分を分かってほしいと誰かを探していたのは、
遠い日のように感じてる。
そんな人はいないのだと分かっていたくせに、期待をしてた。
でも、それも計算のうちで自己演出に過ぎない。

本当はみんな敵なのに、作り上げられた自分で応対。
私は私を演じ続けていくことで、被害妄想も見えにくくなってる筈
<923> あい ■2009年03月15日 日曜日 02時49分05秒
スポーツ大会があり、腕組みをして入る私をポンと誰かが軽くたたいた 
あれ? 小学校が一緒の男子だった 
転校生の癖に人なつこっくって、一組のあいつは校舎の一番端のクラスだのに
なぜか、反対の一番端のクラスの私のところまで、来たとうよりも、
そこまで、交友範囲を広げていたみたいな子だった

気があったのか、あいつはよく来ていたし、わたしもなぜか気になる子だった
でも、笑った顔が少しも変わりないので、変な感じがしたな
おい!元気か!ってね。聞いてきた。すごーく暗い顔していたはずの私に

ああ・・なんて気のない返事をしたから、あいつはあまり話しもしないで
行ってしまった。部長だった
その夏、突然あいつが家の学校に尋ねてきた 試合の申し込みだったが、
断られたようすだった 私はあいつに会いたくなかった 隠れた なぜか

次の大会で、あいつのチームはぼろ負けだった、ウチのチームは圧勝だ
私は、あいつが、泣いているように見えた あいつはもう、話さなかった
泣いているあいつの顔が、見えるようだった ごめん 

<922> あい ■2009年03月15日 日曜日 02時30分39秒
その道には、桜の大木があった、少し高い塀の上に根を張っていたから、
その下を通ると、桜の花びらの舞い降りる中を歩くことになった
クラスの子と数人で学校へ行く道だ 私は心の中で感動していた

あまりに美しい景色に、心は夢心地だった
そこを歩くのが、嬉しかった でもそれも長く続かない
桜はそのうち散ってしまい、あの乱舞の絵もなくなった

いつの間には、私は一人でその道を歩くようになった
もう、上を見ることもないから、桜があることさえ忘れた
桜の花びらは、私の目に消えてしまったようだった

いつか、もどりたい、桜が綺麗だったと思えた時代に
今見ると、同じ様に見えるだろうか

<921> あい ■2009年03月15日 日曜日 02時20分20秒
飛行機を夜乗ると、夕食が出た
大抵、窓側の席が取れるから、暗い暗い空を見た
天気が悪いのかな、暗かった
何度、1人で飛行機を乗っただろう
昼間は昼食が出た、あるとき、クリスマスだったんだ
ケーキが突然出てきて、びっくりした
いつも、1人で降りる飛行場、どの場所に何がるのか、分からないから
うろうろ、人に聞きながら、歩く十代の私がいた

飛行機に乗るたびに、泣けてきた

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This script written by Shintaro Wakayama.