「ヘクソカズラ日記」・・・・・・(野鳥観察とキジバト)
昨日は3羽のキジバトが柿ノ木に日向ぼっこをしにきていた。 大きいのがお母さんかもしれない。他の2羽は体が小さい。飛ぶこともやっと上手にできるようになった頃だろうか?
お母さんのキジバトはめちゃくちゃ厚かましい態度で日向ぼっこをする。羽を広げたり右の羽だけ極端に、人間が肩が凝るときにするように何度も大きく上げて、陽をうけようとする。 それも私にシリを向けて存在さえ気にしないかのようだ。あまりに面白いしぐさにジッと見ていたら、振り向いて「何見てんのヨ!」てな感じで私をにらみつける。 子供らしいキジバトの一羽は私を見て逃げ腰というか中腰で枝の先まで逃げる。 もう一羽の子供キジバトは、じっと私を見て逃げなくなっている。
土曜日の今日も公園に野鳥観察に行ってもどると、アンテナの上で2羽のキジバトが、互いに離れた位置から一羽が頭を下げながらアンテナの端っこに居るキジバトに近づいている。そして隣り合ってアンテナにジッとして動かない様子を下から私は観察した。 あれはキジバトの求愛行動だろうか?・・だとしたら珍しいところを観察できたわけだ。
そして生活道路から南北に直線の帰り道の電線では、あのお母さんキジバトが例のごとく、右羽だけを大きく開いて独特のポーズをとっていた。 帰って柿ノ木を見に行くと小さいキジバトが日向ぼっこをしにきていた。 へたり込んでとまるところがお母さんキジバトにそっくりではないか。
可愛いものだから、部屋の押入れの整理をしながら、理由を見つけてはちょくちょくそのキジバトを見に行くと、ヘクソカズラの実をうまそうに食べていた。2〜3個口に入れて、くちばしを上に向け左右に振りながら喉を通過させているようだ。。。口から砕けたヘクソカズラの実がこぼれている。
キジバトが届く範囲にヘクソカズラの実がまだたくさんある。彼らはエサと日向ぼっこが同時にできるこの場所が気に入っているのだろう。
メジロもすぐ目の前でヘクソカズラの実を食べに来るが、食べているのは早熟?で、やや枯れているのではないかと思える実を細い枝につかまって、体に似合わぬ速さでむしゃむしゃ食べる。
日常的に身近に観察できることが私は楽しい。
キジバトの卵が重みが無いので割れている方の卵の中を開けてみたら、空洞であった。殻に沿ってやや黄金色の飴のようにへばりついているのが、羽になるはずだったぶぶんであろうか? 電球に近づけすぎたせいか完全に感想していた。
私はずいぶんためらいながら、もうひとつの卵を確認することなく9日ぶりに電球のスイッチをオフにした。
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