『何になりたいか』という難題に最初にぶちあたったのは、保育園の卒業アルバム。次に小学校の卒業文集。この質問を突きつけられる度に悩んできた。 大学の学部選びは困難だった。選ぶことができなかった。『経営・経済』『教育』などリアルな学部な印象の学部より、『哲学』『(文学部)心理学』などに魅かれた。でもどこかで不安を感じて足を踏み出すことができなかった。観念というものにはまってしまう恐れがあったのかもしれない。実際学んでいたら観念遊びに耽ってしまったかもしれないと今でも思う。結局先生の薦めもあって、(『教師、結構向いていると思うよ』…当時も今でも思い出すと笑えてしまう。自分には無理な仕事。…でも何故か向いていると言われてしまう)教育学部を選択した。その後、私は積極的な選択をしただろうか。消極的な選択を繰り返してきたのではないだろうか。仕事を辞めた時、妙にすっきりしたのは、それが積極的な選択に思えたからではないだろうか。 私はどうしたいのだろう。それがわからないから、何も選択できない現状。
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