旦那から「でも、今まで進路は自分で決めたんでしょ?」って 聞かれた。 私が決めたようで、決めたんじゃない。 そういう道に進むように母親や親戚中からコントロールされて きて私は操られてた。 私は優等生の従姉のお姉ちゃんを抜かすことは許されなかった。 物心ついたときから「柊ちゃんは、短大に行くのよ」って 言われてきたので、それが当たり前と思ってた。 母からも「○ちゃん(従姉のお姉ちゃん)より勉強が出来たら 駄目やからね。あんたは普通でいいから」てずっと言われてきた。 でも、「勉強しろ」ってうるさかった。普通でいいなら家で 勉強しなくても普通の点数取れた。 だから、いつも勉強してる「フリ」をしてた。 そんな感じでずっと、「並」の成績を維持したまま短大を 卒業しました。 周りの期待通りに、一般事務職についてお茶汲みOLしてました。 後は、社内恋愛で結婚してくれるのを両親や親戚は 待つだけ。でも、従姉のお姉ちゃんより先に結婚してはいけない。 そんな暗黙のルールがあった。 だから、いつも私は「○○ちゃん、結婚しそうなのかな?」って 祖母にさぐりを入れていた。従姉が結婚しないと私が結婚できない 気がしてた。 結局、社内では縁はなく遠い土地の人と結婚することになって しかも、従姉より先に結婚することになってしまった…
二人目がお腹にいるときにACと気がついた。私は自分の進路は 自分で全部決めてきて、親は関係ないと思ってたけど、 色々考えて過去を振り返れば、親の言いなりだったよね… 母にしたら、遠くへ嫁に行かせたことだけが失敗だったけど 全部母の思い通り。孫が見れたのは母にとっては今まで憎たらしい 娘を育ててきたご褒美とでも思ってるんだろうね。 私は何のために生まれてきたんだろう? 私は私自身の道を自分で決める権利を今まで持てなかったことが 悔しい。 私は、優等生じゃなかったけど それを親のせいにして悔やんでるんじゃない。 仕事がお茶汲みOLだったことを悔やんでるんじゃない。 その選択を自分で決めれなかったことが一番悔しい… 親のコントロールがなかったとしても私が社会に貢献できる ことなんて、たいしたことはない。 でも、たとえ給料が少ない仕事を選択したとしても自分で決めた ことなら、誇りに思えただろうしやりがいもあったと思う。 もっと、胸を張って生きてこれたと思う。 ちょっとのことで、くじけたりしなかったと思う。
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