今思うとストレスの発散方法は、食べることだったみたい。 でも太りたくなくて。 太っていて暗くて友達の少ない「姉」みたいになりたくなくて。 小学生の頃から「太っていない体」へのあくなき探求が続いていた。 それが高校になると食べたくてしょうがない衝動から、 いっぱい食べて吐くってことを覚えた。 おなかに力を入れると消化されてない食べたものが逆流するって技がいつのまにか 身に付いていた。 それでも足りずに、指を突っ込んで吐くようになった。 吐くことが快感だった。 大学生の頃はつきあいで食べたり飲んだりすることも増え、 「脂肪30%カット」って薬みたいな錠剤をコンビニで買って(一粒300円) いっぱい食べたあとは必ず飲んでた。 うつになり、初めて食べても太らない体が数ヶ月続きうれしかった。 でも薬と休養生活で、一気に太った。 なりたくない姉の体重と並んでしまった。 その頃には昔太っていた母と姉はやせていた。 自分が一番なりたくなかった自分になってしまった絶望感。 でも食べることがやめられない。 太ることで自分をいじめているのではないだろうか。 惨めな自分の姿を鏡を見るたびに死にたくなる。 「食べちゃダメ」って思うけど、次の一瞬「もうどうでもいいや」ってなり 気がつくと最後まで食べ尽くさないと気がすまない。 気持ちが悪くても食べる。 明日のことなんて考えられない。 なんで止められないんだろう。 意志が弱いから? 自分に甘いから??? 過食をやめたい
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