(FB注意)
兄を見ていて、「あ、俺より健全かも」って思った。少なくとも仕事に関しては。ああ、おれより深い底つきをしてる。俺より無力を認めてるかもって。俺は彼より、早く12ステップとかにつながって勝手に「先行く人」っぽく思ってたんだけど。
もうね、ずっと小さいころから、いつも彼が基準だったと思う。「兄が〜するから自分は・・・・する」ってね。絶対あいつみたいになってたまるか!!ってずっと思ってた。いつも被害者意識ばっかり表明している彼がだいっ嫌いで・・・ぜったいあいつみたいになってたまるか!!!!あんな下衆やろうになってたまるかって。でも彼のほうが社会常識とかわきまてるじゃん??って思った。現実的だって。今思えばね、俺は彼に申し訳ないって思ってた。でもなんの責任も非も俺にはなかったんだよ!!彼が「俺はこれだけひどいめにあってる」って言ったところで俺にはどうしようもできなかった。じゃどうしてほしいの??って。俺が母をコントロールすればいいの??って。
母との関係も今は少し整理がついている。やっぱりね、彼女も被害者意識の塊で。私はお前を生むのにこんだけ腹を痛めて・・・どうたらこうたら・・・いつも愚痴を聞いていて。じゃどうしてほしいの???って。そんな年端もいかないガキができるわけないじゃん!!そんな大人の複雑な事情を!!
だから俺は母と、そして兄の被害者意識にずっとコントロールされてきたんだなって思う。「されてきた」って言ったら変だけど・・・彼らが被害者意識を表明することで、俺が悪者に仕立て上げられたようで・・・息苦しかった。 そんだけ不満があんなら、俺にどうして欲しいの???って。でも・・まぁ母は母で前世から受け継いだ被害者意識を、俺の原家族に持ち込んで、兄は母からの虐待による被害者意識を持ち込んで・・・俺はそんな不穏な空気の中で、道化をやったり、愚痴を聞いたり・・・
てめぇのケツはてめえらでふけよって言いたかったけど、今は俺だね。俺も気がついたら立派な札付きの被害者になってた。兄が暴力をするから、・・・どうたらこうたら・・・・俺は行政のお世話になるってことを決めつつも、まだ何か自分には遣り残したことがあるのかなぁとも思ってる。少なくとも「俺は無実、そんな無実な人を陥れるなんてなんて悪童たちだ!!」みたいな態度は通用しないよね。それに気付いて、さっさと自立の道を究めればよかったんだろうけど、ある種その掃き溜めのポジションに歪んだ喜びとか効力感を味わっていたんだろうと思う。
都合の悪いときは被害者意識を表明して、都合のよいときは、ケアテイカーとしての自分を誇示している。結局、同じコインの裏表で・・・失敗すれば「あいつらのせい」、成功すれば「俺様のおかげ」ってわけ。まぁそういうことに気付いてきたよね。ある人に送った手紙の中に、自分の生きてきた人生がそのまま投射されていたね、ってことに気付いた。ゆっくりだけど変えられるものは変えていけたらと思う。今日一日のペースで。
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