兄はテレビを見て仕事や恋愛で成功した人をバカにするようなことしか言わなかった。テレビは1個しかないのに、私が見ていても気にいらないとチャンネルを変え続た。だが機嫌を損ねるのを避けるために、その意見に同調し続けた。でも、私にも似たところはある。 中学の時ある歌手のファンになったが、兄にバカにされてから隠れて歌を聴いたり雑誌を読んだりしていた。兄は自分が認めた物意外はカスで、そこからはずれないように、兄の好きなものに興味があるフリをすることで機嫌を取っていた。今も顔を合わすと無意識にそうしてると思う。 私が好きなものを他人に批判されると、「やっぱり!」と安心感を持つ。 本当に私が好きなものなのか、他人が好まないものを無意識に選らんでいるのかはわからない。
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