家族は、私を愛してくれたと思う。でも父が、繰になるととても怖かった。母がからかいの的になるのが、意味不明だった。私は、両親とりもつような顔をいつもしている。父も母も姉も好きだった。特に母が好きだった。たぶん、からかわれていて可哀想、助けないとと思っていた気がするからよけいそうだった。私の見ている現実は、ふわふわしていて、現実ではないから、とても自信ない子供だった。そこに漬け込む子供の意地悪さは、身にしみて分かるんだ。いや大人もね。見ていた現実は、現実なんだと分かってから強くなった。人は人に依存して、コミュニケーション取ってる。理性ない子供は、ストレスためてればどんな事でもする。だから私の恐怖はもっともだった。父を見捨てた、つらそうな変な空気充満したのを突き破りたかったけど、何もできなかった。そんなことすれば、教育実習みたいにみんなに変な目で、頭おかしい人のように見られるもの。だから私はとめなかった。父はすぐに亡くなった。優しかったし、共依存なくらいお世話焼きだった。でも父なりにものすごく大切に愛してくれた。私は父がとてもとても好きで、子供時代はいっつもくっついていた。自分が傷つけば、誰かの怒り治められるという思考回路は今でも変わらない。
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