私は末っ子、私が生まれて20数年一緒に暮らしている家族は、皆長男・長女。小さい頃から、ある程度出来て当たり前、あんたは姉のしている事を見て育っているのだから、姉より学校生活の事、勉強その他諸々が出来るはずだし要領が良いのは当たり前と言われてきた。 父は生活能力が無い人で、母は共依存のひとで・・・物心ついた時から、家庭生活がめちゃくちゃだった。姉は学校生活についていくのが精一杯で・・・父は転職してばっかりで金銭的にも精神的にも不安定、母はフルタイムで働いていたけど、公務員とか正社員とかある程度収入があって安定している仕事じゃなくパートだったから必死になって働いていた。そうすると家の事は私がいつのまにかするようになっていた。私は要領が良いから家の事をしなくてはいけないと、強迫観念にとらわれていた。 朝洗濯物を干して、ラジオ英会話を聞いて、学校に行って、部活またはバイトに行って、夜ご飯を作って、洗濯物を入れてたたんで、宿題をして・・・そんな生活が10数年続いた・・・ 友達と部活動以外に遊んだことはほとんど無かった。 心の奥底で、私が要領が良いから学校生活や家事をきちんとしてからで無いと遊んだらいけないと思っていた。 ・・・そう思って10数年・・・ほとんど遊べなかった。私は自分や家族が思うより要領が良くなかった・・・世間的にも・・・
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