魂の逃げ場所がほしかった。 息ができる場所がほしかった。 息して、そのままの自分でいても評価されず将来の心配されず、人間として向かい合ってくれる人を心の底から欲していた。 いつか叶うと思い地獄の底を這うようにしていきていた。無理して生きてきた。自分以外の存在として演技しながら生きてきた。自分の感情を無視し続けて生きてきた。私はいつもいじめられてもいいそういう存在として刻印づけられて生まれてきた、生まれつきいじめられてもいいような他人によって操作されてもいいような存在として生まれついたんだと思い込んで生きてきた。気の弱い自分は心の底から「他の女の子とは明らかに異なる汚い汚い汚らしい男のような存在」だと無意識のうちに心の底からイメージとして思いこんできた。自分はいじめられるような、どんな中にいても誰かに見つかっていじめの対象にされるような汚い汚い存在なんだと思っていた。
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