先日、夫が過去の事でなにげなく言った言葉で手が震えた。 あなたも以前と比べれば、だいぶ成長してくれた。 努力もしてくれてる、ありがとう。 それで私の心も少しは自分の心や周りを見つめることができるようになってきた。 でも、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ほんとにあなたってなんにもわかってないんだね。 心のこと、ほんとにわからないんだね。 私とこどもにどんな影響をおよぼしたか、知らないんだね。 私がどんな思いをしてきたか、子育ても孤軍奮闘したか、知らないんだね。 あなたのオーラから子どもをかばって、傷を少しでも癒してあげたいと心を隠して無理をして・・ あの時嫌な思いをした、なんてものじゃなく、私の性格そのものが圧迫され、捻じ曲げられるほどのものだなんて、知らないだろうね。 そして、そう思えるようになるまでが長い道のりだったって事も。 辛い、苦しい、悲しい、寂しい、子どもがかわいそう、 そう感じる私がおかしいのだろうか、変なのだろうか、 そう感じることで「自分」というものも、生い立ちの傷に加えて、さらにぐちゃぐちゃになった。 でも、やっとそのことに気づき、そう感じるのは普通だと思えるようになって、一歩踏み出せた。 そこまで来るまでの長い日々をあなたは何も知らないんだね。
|