怒りという感情は、効果的に使わないと、自分に向って返ってくる。 何の本だったか、そういう意味のようなことを読んだ。 あぁそうか。と腑に落ちた覚えがある。 それまでの自分はいつも、相手に怒りをぶつけても、状況も相手も自分も何も変わらない事に苛立っていた。自分にあった効果的な方法を見つけなければ、それはただ憎しみに変わって、自分を蝕むだけなのだと、何となく感じた。 一度試してみて、効果的でないと思ったなら、やはり方法を変えてみるべきなんだと、思った。それが中々難しいことなのだけど、とりあえず同じやり方では変わらない、という事だけは学んでいる。そしてできるなら、次に同じような感情に襲われた場合は、別の方法を選んでみようと、考えてみる。 とりあえず悪循環のループからは抜け出せるかもしれないから。 そうして少しずつ、自分なりの対処法を身につけていくしかない。 そんな気がしている。
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