「久しぶりに映画を見た」
気分転換に森林のある公園に行ってみた。そこで静かにFMラジオを聞いてみた。 朝から具合は悪かったが、森林の中で突然マグマのように過去のふかいな感情が噴出してきた。 現実と過去の感情の中で私は慌てた。徐々に過去の感情が私を支配し、わたしの精神は二つに引き裂かれ、このまま発狂するかのようだった。
森の中だから、私はジッとすよりも、動くことで視覚的な刺激を求めた。野鳥を見ることでマグマは沈静化した。
森林の中を動き、目に入る野鳥をみることで現実の感覚を取り戻した。
このような、感情が二つに引き裂かれそうな状態が長く持続すると危険でもあるでしょう。 私は知らぬ間にこのような状況を脱出する術を身に付けた。
ぐったりと疲れたが、予定通りの行動ができ、映画には見に行くことができた。
映画は最初から最後までしっかり見ることができた。
これまでの私は、トラウマによる過去の感情に振り回され、じっくりと映画をみることもできなかった。
映画は私の精神状態を客観的に知るバロメーターともなっている。
今回見たのは山田洋二監督作品の時代劇であったが、ファンタジーは自分の調子と相談しながらいつか見に行ってみようと思う。
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