天童荒太さんの『家族狩り』をもう少しで読み終わる。 もちろん覚悟して読み始めた本だった。でもやっぱり動揺した。『家族』というものに対していろいろな感情が噴き出してきて、泣いた。 『あの子(私)はもう俺を許さないだろう』と母に言った父。 『どうして、パパに何も言わなかったの?』と私に言った母。 私の中の子どもがまた泣き出した。 「やっぱり、私のせいなの?」 違うよ。違う。悪いのは、あいつらなんだ。 自分たちが親になるには、家族を作るにはあまりに未熟だっただけなのに、それを子どものせいにしているだけなんだ。 都合のいい時だけ、『自慢だ』って言って、都合が悪くなったら責任を押し付けるんだ。そして、逃げるんだ。 小さい私のせいなんかのはずがないんだ…。
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