「口笛吹いて」 重松清って、ダメ人間の哀愁書くのうまい。負け組って言ってるけど。 野球を題材にした話っての、男の青春を象徴するものがあるよな。 自分の友達に元Jリーガーがいるんだが、全国大会出てとかじゃなくて高校生ですでにJリーガーだった。部活で甲子園めざしてプロ入りってのがプロ野球選手の道のり(今はだいぶ変わったけど)だったから、甲子園にかける思いってのは特別なんだろう。扱いが他の高校総体とは別格だしな、高野連。
かつてのヒーローが落ちぶれて年取って見た目も性格も変わってて、それでも思い出の中のヒーローって永遠。そのギャップって、幻想だったり期待だったりして、すっかり変わってしまったヒーローが今を生きるためには、過去の栄光って重荷なんだろう。
読んでてヒリヒリした。死にものじゃなかったから泣かずにすんだけど。
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