『酒』
そろそろ、酒を断っているのがきつくなってきた。 私はアル中ではないが、その傾向に陥りやすいのと(陥りやすいらしい)、現在服用している薬のせいで、飲酒は厳禁なのだ。 しかし。 今は飲みたい。 不安を紛らわすためでもなく、眠るためでもなく、純粋に酒が飲みたい。 これは、もしや初めての感覚なのではないか?
私は元来、酒が弱かった。 飲むとすぐに気持ちが悪くなり、冷や汗が出てきていた。 しかし種々の「飲み会」を経験するうちに、だんだん飲めるようになってしまった。 酒の旨さを知ってしまった。 しかし「楽しい飲み会」の場は経験したことがない。 楽しそうに装ってしまうので、飲んだ次の日は鬱がひどくなる。 だからたいていは一人で飲むことが多く、酒に味を占めてからは、いつも一人で飲んでいた。 そして以前にも記したが、いつの頃からか、「旨さ」は関係なくなってしまった。 とにかく強い酒を求めた。 そして不安を和らげる・眠気を誘うなどの目的で酒を飲むようになってしまったのだ。
冒頭に書いたことを訂正しよう。 今でも、眠れない夜には酒を飲みたくなる。 しかし旨い酒が飲みたいのは本心だ。
でも当分、酒は飲めない、飲まない。 その分、煙草の本数が多くなっているような気もするが。
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