突然恐くなって大泣きした。 彼がふざけて私をソファの隙間に突き落とした。 一瞬は彼同様に楽しんでいたのに、彼がクッションを顔に押し付けてくると、 言いようもないほどの恐怖が私を襲ってきた。
苦しい 息が出来ない 暗い 狭い 恐い 助けて欲しい いいたい事が口から出てこない 何度叫んでも助けてもらえない・・・ そんなことわかってる。今までだってそうだった。お願いしたって、駄目っていわれたら絶対駄目。どんなに頼んだってかなわない。私は我慢するのみ。でも、私は苦しい!助けて欲しい。私は泣き叫ぶ。だってそうしてたらもしかして、私の事がかわいそうになって抱っこしてもらえるかも知れないから・・・。
すっかり4歳の女の子に逆戻り。 時々あるの。でも、彼といる時だけ。 あの時の感情がよみがえってくる。 愛されようと必死だった子どものころ。
私はもう大人。欲求を口に出して言えるよ、そしてその通りにことが運ぶ事もあるよ。いやな事はいやなんだ。私がそういったからと言って、彼は私を嫌いにならないよ。 「自分が心地よい状態でいること」、これってなんだか照れくさくて、悪いような気がしていた。でも、それって自然なことなんだね。彼が言ってた。
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