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12ステップ以外のミーティング 先に紹介した12ステップミーティングは嗜癖(人間関係嗜癖である共依存や、嗜癖的な人間関係の影響としてのACを含む)からの回復を目的としたミーティングの草分け的な存在ですが、現在12ステップ以外にもさまざまな独自の基本方針やプログラムに基づいて運営される自助グループミーティングが各地に広がっています。 運営方針については、会員制を採るグループ、誰でもフラッと参加できるグループ、また12ステップのように問題からの回復の指針が独自のプログラムによって示されているグループ、テーマを決めて話すグループ、プログラムもテーマも特にない「たまり場」的なグループ…とさまざまですが、批評や批判、お説教は一切しないで安全に自分たちのありのままを分かち合う「言いっぱなし、聞きっぱなし」の原則がほとんどのACミーティングで採用されています。 元々、自助グループというものは、「治療関係を支配(コントロール)する―される」という伝統的な治療者・患者の関係がかえってすべての嗜癖のベースとなる共依存的な人間関係のパターンを強化してしまうことが分かったところから、それに対し一切の共依存的な関係を脱して自分を見つめなおすための「安全な場所」として発展してきました。 ですから、良心的な自助グループでは、メンバーの間に決して支配・被支配のような上下関係や、あるいは継続参加や個人情報の公開を強制するような規則はありません。「合う・合わない」を判断して参加したり離れたりすることもメンバー個人に任されています。また、良心的なグループは「問題の克服」を急かそうとせず、問題を抱えた個人の感覚・個人の「回復する力」を徹底して信じるという、エンパワメント(empowerment)の立場に立っています(もしそうではなく、誰かによって一切が仕切られていたり、グループへの「熱心な参加」を強制されたりするとしたら、そのグループは共依存的な支配・被支配の人間関係に毒されている危険な場所である可能性が高いといえます)。 自分の感覚を信頼して、どうぞ自分に合ったいい自助グループを見つけてみてください。ミーティング会場へ出向いて同じ問題を抱えた仲間と直接会うことは、ネット上とはまた違った回復の効果があるものです。
ACのためのこういうグループがある、こんなグループを新たに打ち上げた、という情報がありましたら紹介していきたいと思いますので、メールやBBSにてお寄せください。ただしグループカウンセリングなどの有料サービスではなく、AC自身による非営利の自助グループに限らせていただきます。 |