私を地獄へイザナッタ職場の上司Fさんへ


Fさんお元気ですか?もう二度と会うことはないと思います。

知的障害と精神障害を併せ持つ私は、あなたの会社に障害者枠で無給研修生として入社しました。
その頃のあなたは10年ほど勤めていたベテラン社員でしたね。あなたの元に配属された私は最初は「なんてすばらしい方なんだ」と思いました。

しかし、時間がたつにつれ、あなたの本性が見えてきたんです。薄っぺらい人間性、うわべだけの優しさや正義感、自分の都合の悪いことをうまくごまかす狡猾、巧妙な悪謀の数々・・・

時間がたつにつれあなたのメッキがはがれていくのがわかりました。あなたは障害のある私のことを完全に見下し、差別していたかもしれませんが、人生でかなりの修羅場といっていい程の辛酸をなめてきた私は「人間観察眼」「洞察力」「分析力」などが自然と養われ、あなたがどういう人間かということが手に取るようにわかってしまったのです。

そして、あなたの決定的な不正行為、いや、犯罪行為と言っていいほどのものを目撃してしまいました。それを、社長に報告せざるを得なくなりすべて洗いざらい話しました。

そして、あなたは失脚しました。自業自得ですよね。だって、女子社員のパソコンに不正アクセスして、性的データを盗み見してニタニタしてたり、他の障害者枠で入社した体や心の不自由な弱者と言える社員を、立場を利用して支配し、こともあろうかあなたの信仰している悪質な洗脳を専門に行う新興宗教団体に言葉巧みに入信させ自分の支配下に置いたり、他の社員を謀略を使って退職に追い込んだり、会社乗っ取り計画を進めていたり・・・もう書き尽くせません。

しかし、あなたはそこから奇跡の復活を遂げました。私が病気を発症した瞬間を狙ってすべて自分のやったことを「知的、精神障害のあるこいつが嘘をつき罪をでっちあげ俺を陥れた。こいつは詐欺師なんですみなさん!」と騒ぎ立て私を犯罪者に仕立て上げ刑務所へ収監させました。私は夢か幻を見ているのか?と思いましたよ。

それからこの世の地獄を見ました。刑務所内で人権蹂躙といえる集団暴行、差別、虐待、迫害を受け、さらに障害を増やしてしまい、「もう、死にたい」と毎日思っていました。唯一の救いは障害者支援団体や家族、親類、友人などが手紙を送ってくれたことでした。今でも当時のことを思い出すとうれしさと感謝で涙があふれてきます。

そして刑期が終了に近づいてきたころ、あなたの罪をなすりつけた「詐欺師行為」が発覚して会社が大混乱している、と家族から手紙が来ました。心から自分の身の潔白が証明されたことに喜びを感じました。失ったものも多かったですが得るものも多かったのですから・・・

そして、あなたは2度目の失脚をしてしまいました。2度目ですのでもう完全にすべての社員たちから総スカンをくらい地獄を見たことでしょう。でも、すべて自分で招きだした事態なんですよ。すべて自分に問題があったんですよ。

そして、あなたは会社を追われ退職していきましたね。私も裁判のやり直しを希望しなかったのであなたは退職のみで、何の社会的制裁も受けずに次の人生へと歩みだしました。しかも、私は、Fさんにもいい所がないわけでもないし立場が逆転したからといって復讐などはせず済ませようと思い、次の人生へと移りたかったんです。

そして、しばらくたってからあなたから手紙が届きました。封を開け読んでみたら「失望」「絶句」でしたよ。何も変わってなかったんですね。1度目の失脚の時からさらにひどくなってました。

内容は、うまいこと都合の悪いことをごまかそうという魂胆でどす黒さを感じました。あなたは完全な加害者・犯罪者なのに、会社の中のほんの少し人間性や人柄に問題のある社員を、スケープゴートに無理やり取り上げ、自分自身の不正行為・犯罪行為が原因でその人たちから冷たくされただけなのに「こいつらから私はイジメを受けてたんですよ、私は弱者だ!被害者だ!あいつらのせいで私の人生が狂い退職に追い込まれたんだ!」とか「心ある数少ない優しい社員が私の理解者になってくれた、こんないい人たちが私を理解してくれるのだから自分もいい人なんです!」などという、非常に巧妙に仕組まれ作られた悪意を強く感じる内容の手紙でした。あなたの「心のきれいな友達がいるんですアピール」「私はとても可哀そうな被害者なんですアピール」は聞き飽きました。もう、勘弁してください。驚きで言葉がありません。

あるサイトに出てましたよ。「嘘をつくやつは、自分で自分の首を絞めるようなことをして自分の環境を破壊し、またどこかで話を聞いてくれる人を見つけて被害者話を繰り返す」と・・・

あなたは2度も大問題を起こしながら、その自分のやった事実と向き合うことができず永遠に逃げ続けるのでしょう。ある芸能人が「のぞき」「盗撮」「覚せい剤使用」をして転落していきその事実と向き合うことができず、さらなるドツボに陥り地獄の底へと転落していってるのとそっくりです。

本当の自分自身と向き合ってください。正直に自分自身について話してください。プライドなんかかなぐり捨てていいじゃないですか。うまいことスケープゴートを作り出し自分の罪を人のせいにしたり、自分は本当はいいやつなんですよ!みなさん!といったことをアピールするのが目的の手紙は要りません。
謝罪の手紙もいりません。

自分自身と徹底的に向き合ってください。苦しい作業でしょうがそれ以外にあなたの心の平安が訪れることはないと思います。

それではがんばってください。

さようなら



ta
2013年05月13日(月) 05時37分21秒



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