母の寂しさ
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お母さんの寂しさを埋めることは、私の役目なんかじゃない。 もう止める そう決めたんだ。
電話でほのめかされたって、応じない 取り込まれないように自分を守って何が悪い。
自分のことで精一杯 私を知らずと傷つけてきて 生き辛さを抱えなきゃならないようにした責任から逃れておきながら 過去のことは終わったことだと これからを前向きに生きていく大切さを説こうとしやがる。 なら・・ いま 自分の寂しさを自分で引き受けていきやがれ。 親を構う責任なんて、わたしには元々無いのだから。
ずっとずっと 当たり前にそばに居て引き受けてきたお守り役。 わたしじゃなきゃいけなかったの? 負担でしょうがなかったんだ。でも降りられなかった 情緒不安定で、かなり波ある母の感情にのまれてた子ども時代。 ご機嫌を汲む努力をなぜ私がせなあかんだのか。 とばっちりをこうむりたくなかった。 理不尽に怒られたくなかったんだよ。 機嫌よくいてもらいたくて求められたら、話をただ聞いて応えていた。 悪口愚痴不満の垂れ流されだったんでドンドン人間不信に。 失敗できない許されない緊張感 後始末するのが面倒、露骨に顔に出してそのたんび騒がれ叱れや、わたしの方が迷惑かけてるって感じてくる。 神経気質の出来上がり 余計な慎重さで先手打つことばかりするようになってしまった。 自分の話題や話したいことなんて気を遣わずに出せて聞いてもらえた覚えがまるでない。 意見や意思なんて持っても 正される、そうじゃないって否定されるだけだった。 わたしってなんなんだろ おかあさんにとってだけの都合よき存在に、自分の心が死んでいくのがどっかで分かっていた気がする。 後に自分が子育てをするようになって初めて「尊重」という言葉を知ったんだ。 幼少時 友達と羽目を外して楽しく遊ぶことできてた時期もあったのに 門限?なにが気に入らなかったのか 問題視されてひどく怒られた記憶もある。 咎められる度に、服従を選ぶラクさを取ってきてしまったんだよね。 自分の自由を放棄してしまった(させられてかな)から 楽しむことがわからない 生きていて周りを嫉妬まみれでしか眺められない自分のことが たまらなく嫌になった。
鳴り響く着信 数時間前 明日は用事があると伝えたのに。 来てほしい 来るべきを口には出さずとも匂わす母
めんどくさい 出ないでおこう
反論すれば、対抗してくるから テキトーにたまに聞いて流せるようになりたい
もう年だから 返答してほしいんだと。
実家にも行っていない私を ジリジリとほったらかしを責めてこようとしてる あんた
うっとおしい 知らんわ そんなこと
でも怖いって気持ちも外せないんだ
もう私は 都合つく優しいいい子じゃないんだよ。 いい加減あきらめてくれ
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おかえり
2013年01月31日(木) 11時52分23秒
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