父さんへ


父さん、いよいよ定年だな。
父さんは母さんの尻に敷かれてばかりでほんとみっともないやつだったよ。
へ〜こらいって、どんだけおふくろに言わせておくんだよ!
少しはおふくろと話すればいいのに、俺だって言いたい事は山ほどあるけど、
あの時、親父があんな事言うから、俺が妹の入院費を支払ったり、弟の車校の金まで払ったんじゃないか。それなのになんだよあのひとことは!!!信じた俺が馬鹿だったよ!
親父が競馬にいって、損失俺に埋めさせておきながら儲けたその金であの女に貢でなきゃ今頃結婚して自分の女見つけて、こんな年になって年下ばっかで浮いてまでして大学通ったりせず、いい女見つけて地元の体操クラブに子供入れて楽しい暮らししてたかもしれないんだぞ!!俺の夢がつぶれたのは親父のせいだ。さっさとされ。
まじめに昇進してりゃあ、今頃役職くらいはついてたかもしれないのにこのぼけ!
もっと考えろよ俺の事!このへ〜こら野郎!

退職金を俺にとは言わねえ。でも老後の金の面倒までは俺に見させるなよ!!
その金で自分の老後の計画ぐらい立てろ!
それがせめてもの俺への詫びになる。
少しは反省しろ!1!このぼけ、かす、なす!



アグアグ
2013年09月24日(火) 22時18分05秒



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