父へ
|
あなたの家庭は僕が思い描くような家庭ではなかったです 楽しくて思いやりがあって居心地がよくて 自分の心の拠り所になる家庭ではなかったよね だから、僕の心には今も安心感というものがありません
心の拠り所がどこにもない苦しみがわかるでしょうか? この孤独感と虚無感が。 自分自身にも実感が持てない苦しみがあなたにわかりますか? 僕は周りの大人たちに気を遣い過ぎて 自分の心もわからなくなったよ
そんな僕がここまで生きてくるなかで どれだけの苦悩と葛藤があったか 少しでも想像した事があったでしょうか?
だけど、あなたもそんな性格だから 自分の事や生きていく事だけで精一杯だったんですよね あなたの人生も決して楽しくなかったですね だから、幸せを子供に教える術がなかったんだと思います
今は許すとか許さないとか思う事はなくなりました 仕方ないって思います いつか、心から生まれてきて良かったって言えたらいいな
|
トオル
2013年09月06日(金) 08時58分27秒
|
|